みのさんとは、

十何年前でしょうか?

父をはじめ役者数人と銀座へ出掛けている時に
某クラブにて初めて遭遇し
意気投合

そうすると、みのさんが誰かに電話をして

みのさん
「いい男にあったからお前(受話器の向こうの方)にかわるー」

と仰って急に受話器を渡されて

孝太郎
「あの〜初めまして私、歌舞伎役者の片岡孝太郎と申します」

と言うと受話器の向こうから女性の声で

『すみません、家内で御座います。
主人が酔っているみたいで…』

と今は亡き奥様のお声

実は、みのさんは白鸚兄さんのお友達でも
あり、奥様は当時の藤間流宗家とご学友だったので「御宗家からお噂は〜」
とお話をさせて頂いた事がありました。

それから何年もたって私も「ケンミンSHOW」
に出る機会があり
その時に、連絡先交換をさせて頂き
たまに、
それも急に、

『渡瀬恒彦です』

『いま何処?』

等とご連絡を、お呼びを頂き銀座や京都のお席へお邪魔した事が数回あります。

そんなあるお呼びの時に
「ケンミンSHOW」の仕掛人であった某プロデューサーさんとお話をする機会があり
「久本雅美」さんのキャスティング秘話をお聞きしました。

なんとお亡くなりになった奥様が、
アシスタントさんを決めるのに悩んでいた
スタッフさんへ
「主人はレギュラー番組で喋ってばかり…喋らなくても主人の良さを引き出すのに久本雅美さんは?」
と発案され制作会議にかけられて
その案が通って久本雅美さんが起用されたとか

そう言われてから番組を拝見すると確かに
他のレギュラー番組よりみのさんはお喋りをなさっていない様な…

そんな想い出の深い番組を降板される
と思うと、個人的に寂しさが倍増されてしまいます。
今回の降板の件で
みのさんのコメントでは
「喜寿だし…」
でも
「休肝日を設けない…」ともありますが
個人的にはケンミンSHOWでお顔を拝見出来ないのは寂しいです。




追伸…

僕がケンミンSHOWに出た時には
お鍋の話題で、
「お鍋の最後はマロニーでしょ‼️」
と発言したのが放映されますと
直ぐにマロニーちゃんが段ボールで届き
驚いて直ぐに「中村玉緒姉さん」に
マロニーちゃんを沢山頂戴しました。
大阪公演の時にご挨拶へお邪魔しても
良いのでしょうか?と、ご相談したら
『行ってらっしゃい』
と言われ、それからご縁を頂き
お芝居をご覧頂いております、なんでも父のファンでいて下さったみたいで…
又父も「マロニー」が好物なので
素敵な関係を築かせて頂いています。
これも「ケンミンSHOW」と言う番組の
お陰様です。

でも
ケンミンSHOW=みのさん
のイメージがあるので、、、
寂しいなぁ

と思う今日この頃でした。