これって、

昨日の舞台、又今日の海老さんファミリーの
舞台を観た人にしかわからない、理解出来ない
コメントなんですが、


勸玄くんの悔し涙のシーン

海老さんも言っていましたが、
芸の世界、歌舞伎の世界
此処まで、、、
と、言う事が無い世界で〜

と……


私の祖父十三代目仁左衛門も
守りと攻めの人で
亡くなる三ヶ月まえの舞台、ほぼ全盲状態でも
初役に挑戦し闘っていました。
現仁左衛門も自分の舞台を初日開いてからも
しょっ中ビデオに撮り持ち帰り家で見ていたりします。

どんな世界でも男女問わず
人それぞれあると思うんです。

自分が許せる最低限のレベル

趣味なのか家事なのか仕事なのか
そのレベルと言うモチベーションを持っていない人は論外ですが、
まぁ今回は『仕事』のお話です。

僕は勸玄くんのとしの時には
頑張ったら「拍手」と「欲しいおもちゃ」
が、貰える
それが楽しみでやっていたと言う記憶しかありません
でも彼は未だ六歳にして
家の仕事、守らなければ護らなければならない物を肌で本能で理解しているんです。

昨日の夜の部では、
自分も芝居のペースが崩れてしまい
一昨日出来た事が出来なかったり
そこへちょうど、ご指導下さった
時蔵先輩もチェックに来てくださっていて
終演後、時蔵兄さんにも海老さんにも申し訳なく
又自分が許せなくて
悔し涙をこぼした所でした。

今日テレビを見たら
自分に悔し涙をこぼしている
『お友達』
(勸玄くん曰く僕は友達)
がいて……

同じ思想の人間と
仕事を共に出来る事は非常に嬉しい事です。
明日からも
友達に負けないよう
頑張りたいと思った五十一才のオヤジでした。