歴史の証人的番組でしたので、
配役も内容も極秘に近い扱いでした。



お話を頂いた時、
撮影の日程が、
舞台の日程と被っていたので
丁重にお断りさせて頂きました。
予定をずらして下さる…
と、ただ橋爪さんは
他の番組と重なる為に共演は無理とのお返事

私としましては橋爪さん以外考えられなかったので、是非とも共演したいとの旨を伝えて頂き
何とか共演にこぎ着けました。


橋爪さんとは、共通の知人が山田洋次監督
そして私の伯母「片岡静香」

伯母は「演劇集団 円」に長く属しておりまして
いま劇団円の社長が橋爪さんだそうです。
ですので橋爪さんと伯母とは、
約四十年近い仲でありまして、お互いなんでもズバズバ言えるくらいの仲で、その甥っ子と言う事もあり撮影前日には初対面になる橋爪さんへ
伯母から「甥っ子をヨロシク、いじめないでね」
とメールを送って貰いました(笑)

長年皆様に愛される演技の
橋爪さんの魅力を間近で見てお話が出来て
短い時間でしたが、勉強になり幸せな楽しいひと時でした。

この番組の撮影現場には昭和天皇の元側近の方や
学者の方がつめていらして、普通のドラマ撮影とは全くと言っていい程違う緊張感と拘りが
ありました。

ネクタイも本物が出て来たり、、、
そうかと思うと頭の髪の毛の分け目が逆になってたり、、、 

不思議な環境でした。

僕が物を触る仕草や動作等の本番の時にスタジオのはじから「そう、そんな感じ〜」と元側近の方の声が響きスタッフさんが
「本番中です!!お静かに願います」
と言う言葉が飛び交ったり

撮影したシーンが半分くらいしか使われなかったのが残念でしたが、
貴重な資料の発表に立ち合う事が出来て
幸せでした。