コメントの中にもありましたが

働き方改革

海老蔵さんが一生懸命考えてくれていますね

又ダブルキャスト
これは昔からあるやり方なんですが、
昔は両役者の競演が目的だったと思います。
今は身体の事を考えての趣旨のダブルキャストだと思います(孝太郎個人的な意見)

中日近くに若手の勉強会と仰って下さった方もありましたが、
近年減りましたが、、若手の勉強会は
東京都の補助などで都民、子供達を対象に
通常の歌舞伎座開演前に、年に数回していた事があります。
僕も「かさね」を新幸四郎さんと踊らせて頂いたり、「滝夜叉姫」を愛之助さんとやらせて頂いたりそれは当時の自分にとりまして大きな財産になりました。
「かさね」の時には玉三郎のお兄様
「滝夜叉姫」の時には先代の雀右衛門おじ様や門弟の方が手取り足取りお教えくださり
舞台稽古はその月の公演が終演した夜に
大道具はじめ本番通りの稽古をしました。
最近は都からの予算が減り回数もめっきり減りました。もしかしたらもう終わってしまったかも?
実は何が言いたいかと申しますと
もし、中日などに若手やお弟子さん達の勉強会をする事になると、指導役などで大幹部さんから僕等までお稽古に参加する事になります。
勿論無償です、
「教える」と言う行為は
自分が演じる数倍の体力と忍耐力が必要なんです。
毎年八月になると若手やお弟子さん達、又小学生さんの体験やら数多くの会がもようされます。
八月って歌舞伎座は基本若手の芝居で
それ以外の幹部役者さんは自分も含め
いろいろな指導に回っています。

今日も衣裳さん床山さん付人さんと
会食をして、何がベストなんでしょうとの話題にもなりました。

数十年前からですと役者の数も減り
又ベテランさんの色んなジャンルのスタッフさんも減り、皆んなで試行錯誤を繰り返し
興行を、しているのが現実です。

役者含め関係各所が一般企業と同じ様な
働き方改革をしなければならなくなったら
入場料が高くなったり
歌舞伎座を含めて普通に興行をする事は
不可能に近いと思います。

政治的な事を役者が発言するのはタブーだと言われていますが、歌舞伎や相撲を国の宝と思って頂けるのならフランスのアーティストへ対する優遇みたいな手助けがあればな、
と考えてしまいます。

良いもの素敵なものを作るのには
普通の人の何倍も動かなければ
感動して頂ける物は作れないのかもしれません
又一般のお人が休んでいる時、休日に仕事の無い芸人は駄目、一人前でないと仰る方もいました。

家内が前にこんな事を言っていました。
東京のビルの夜景の綺麗なのは
残業のおかげですよ

と…

シュール
で、ごめんなさい😅

さぁ
今日も頑張りましょう‼️
普通のお勤めの方は金曜日まであと少しで頑張って土日には、歌舞伎座へよろしくお願いします💗