昨日は、朗読の稽古が終わってから

歌舞伎座納涼歌舞伎の三部を観て参りました。

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僕も前はこの三部制に参加していたんですよ~、色んなお役をやらせて頂きました。勿論当時は勘三郎兄さん三津五郎兄さんもいらっしゃり、勘九郎さん七之助さんが出始めて少ししてから退役した様なかたちでお休みを頂き、テレビのお仕事と休暇を頂いています。
そのお陰で、『挑む』や藤間宗家・歌舞伎役者若手の会等へも出られました。

今月の三部「芋掘り長者」
これは三津五郎兄さんを偲んで
橋之助兄さんを頭に巳之助くん、七之助さん皆さんで盛り上げられています。
三津五郎兄さんがいらっしゃらないのがいまだに正直受け入れられません。

最後の幕は「祇園恋づくし」
江戸時代?京都の祇園祭りの時期に
京都の人間とチャキチャキ江戸っ子の人情溢れる会話劇
扇雀兄さんが、夫婦役をお一人でこなされるのですが、これが最高でした‼️
又台詞の間にアドリブとも思われる台詞が緻密な計算の上に成り立っていて
扇雀兄さんと勘九郎さんでなければ出来ないお役、
七之助さんも台本通りに素直に演じてしまえば
何でもないお役を匠に面白くやっていて
恐れ入りました。

夏の暑気払いにはもってこいの作品だと僕は思いました。