母は、
父と小学校時代の同級生で実家が祇園のお茶屋さんでした。
そんな両親は16才?17才?の時に祇園で再開
父は歌舞伎役者として
母は祇園の舞妓さんとして
そして交際……?
当時母は大好きな孝夫ちゃんの家紋を模った簪を作り頭にさしていたようです。
それから約四〇年以上たったある日
母『やすお‼︎ ちょっと来て……』
孝太郎『なぁ~~にぃ』
母『これ私もう使わないから貴方にあげる』
孝太郎『何これ⁉️』
と和紙に包んだものを開けると……簪が
母『私が昔使っていたもの、』
『妹達にあげてもつかえないでしょ~貴方なら使えるかもしれないから……』
孝太郎『うん、有り難う』
とのやり取りがありました。
今月最後の場面でこの平打ち簪を使っています。
お客様からは見えにくいと思いますが、
双眼鏡をお持ちでしたら覗いて見て下さい。