2019年5月9日(木)
「バインドをしっかりしたい!」
今日の午後の要保護児童対策地域協議会(代表者会議)で、引き続き会長を引き受けることになりました。
要保護児童対策地域協議会とは、市町村で虐待児あるいはその家庭を見守り、支援を行い、必要によって児童の保護などを検討する協議会である。児童相談所だけでは、虐待対応には限界があり、地域での密着した見守りや支援が必要になり、市町村がその役割をになっているわけであります。
報道であるように虐待による痛ましい事件も起こる中、ますますその役割は重要になっています。参加しているのは、医療機関、教育機関、児童相談所、市職員(保健師を含む)、保育園幼稚園、社会福祉協議会、法律関係、警察関係者などである。
その会の冒頭で、バインドについて話しました。
今年、2019年は日本でラグビーワールドカップが開催されます。
9月20日から始まりますので、今からドキドキしています。
なぜなら、私は、大学時代をラグビー部で過ごした元ラガーマンであるからです。
大学時代のラグビー部での体験は、私が医師を続ける上で、とても貴重な体験でした。
ラグビーで、「バインド」というラグビー用語が出てきます。ラグビーをされたことのない人は、あまりご存じない言葉かもしれません。
恐らく、バインダーなどの用語があるので、「束ねる」というような意味があるのだと思います。
ラグビーの中で言われる「バインド」とは、スクラムやモール、ラックなどの密集プレーで、隣の仲間とくっつくだけではなく、ジャージをつかむだけでなく、腕でしっかり引きつけることを言います。
しっかり「バインド」して、ひとかたまりとなって前にすすみます。
しっかり「バインド」していないと、密集で相手にボールを奪われかねません。
ラグビーでは、フォワード8人、バックス7人、計15名のプレーヤーが活躍します。
しかも、背の低い/高い、足が速い/力が強い、キック/パスが上手、あらゆる個性のプレーヤーに適するポジションがあります。
その個性豊かなプレーヤーが、密集ではしっかり「バインド」して皆でボールを守ります。
私は、多職種・多機関があつまるこの要保護児童対策地域協議会は、まさにラグビーでの密集プレーだと思っています。
それぞれが「バインド」を意識して、しっかり連携をとって、子どもを守りたいと思います。
そのために会長を引き受けました。
会の冒頭でこんな話ができるのも、ラグビーをしていたからです。
LOVE ラグビーです。
ワールドカップを楽しみにしています。