2014年5月30日(金)
先週(金)~今週(火)まで、我が家に、アンディー(41歳)というコンゴ人の男性が泊まっていました。
岡山市内で開催されていた学会に参加するために、我が家を宿にしていました。
大きい子達は、日頃の食事に比べて豪華で大喜びで、色々と質問をしたり、小さい子組は「アンディさん、一緒に寝よ~」って感じでした。
一番下の子は、幼稚園へ送っていくときもアンディさんと手をつないでました。

アンディとは、私が大学病院に勤めている時代に、彼は医学部の博士課程の留学生で、素敵な笑顔で廊下を歩いていたので、声を掛けて友達になりました。
笑顔は人と人を繋ぐ、万国共通語ですね。

そして、その後は、私の英会話の先生として、友人として、私は、彼の子どものファミリードクターとして、我が家と家族ぐるみのお付き合いが続いています。

彼の国、コンゴ民主共和国は、中央アフリカの熱帯に位置し、アフリカで2番目に大きな国土を持ち、アマゾンに次ぐ広さの熱帯雨林を抱える国です。
そうそう、ゴリラが生息しています。

ダイアモンドやレアメタルなどの資源が豊富で、その利権や民族紛争から、内戦の絶えない国で、女性のレイプや少年兵、略奪などが多く、国連から忘れ去れた国と言われるほどです。

そんな国で産婦人科医をしていた彼は、自費留学という形で、自国を出て、日本にやって来たそうです。
大学院生を終了してからも、コンゴには戻らず、現在は大学の基礎医学の研究生として、家族を呼び寄せて生活しています。
コンゴ人の家族が、日本で生活していくのは、経済的には大変ですが、戦争がなく、安全、安心なので、今のところ戻るつもりはないそうです。

我々が、携帯電話やPCなどのITを沢山使い、レアメタルの多くを消費していることで、彼の国、コンゴ民主共和国では内戦になり、貧困や荒廃を引き起こし、多くの子どもが犠牲になっていることをアンディはリアルに教えてくれます。

そして、その日本も、安部総理大臣が、戦争の出来る国に強引に誘導しています。

まず、自分たちが世界を知り、日本を知り、みんなが幸せな世界になるように生活や生き方を変えていく必要があることを、改めて感じています。

アンディは、うちの両親とも仲良くなり、高杉ファームの食糧を沢山ゲットして宅急便で送りました。お米は、今後も(コンゴも)定期的に送ってくれるように頼んでましたから、さすが~って感じでした。