これまでは、散々抽出に失敗してきた…
というよりも、焙煎を選べなかったので求めていた風味に出会えなかったケニア豆。
今回は、満を持して再チャレンジ。
焙煎工房カフェ・ド・タイムリーさんから購入。
シナモンローストで焙煎して貰い、タップリ3週間寝かせました。
ケニアAAのシナモンと来れば、挽き目は細挽きと決まっています。
それくらい酸が強烈な品種です。従って、粒を細かくしてやらないと甘い成分も出ません。つまり、強い酸に甘さが上書きされて、丁度果物のような瑞々しさが出るように試みる訳です。今回は、タイムモアC3を使用し「12クリック」です。
■抽出
品種:ケニアAA
焙煎:シナモンロースト
エイジング:21日
数量:14g
挽き目:細挽き(タイムモアC3で12クリック)
お湯の温度:93度
湯量:230g
蒸らし時間:スプーン拡散10秒を含む30秒
投入方法:4投(60g×3、50g×1)
抽出方法:ペーパードリップ(KALITA ウェーブ155)
マグカップに水を注いでおき、そこにスプーンを入れておきます。
1)1投目:お湯60g投入。マグカップからスプーンを取り出して、コーヒーを攪拌します(10秒くらい)。終わったら、スプーンをマグカップに戻します。
2)30秒間蒸らします。
3)2投目:お湯60gを投入します(計120g)。
4)3投目:落ち切らないうちに、お湯60gを投入します(計180g)。
珈琲の「酸」と「甘」の成分が出るのは1分30秒前後までです。なので、どの抽出でも同じですが、前半が勝負な訳です。特に蒸らしは重要です。
5)4投目:最低でも1分50秒までに、お湯50gを投入(計230g)。ケニア豆は、最も根詰まりしやすいタイプです。なので、3分以内に落とす為には、それくらいの時間までにお湯を投入したほうが良いでしょう。3分を経過すると過抽出になりやすいです。
※音声はYOUTUBE。自民党総裁選・小林鷹之氏の政策発表(質疑応答)
6)最後まで落ち切るまで待ちます。2分47秒でした。
やや紫かかった褐色をしています。
さて、風味はいかに?
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解りますか? この油膜の多さ。
豆が新鮮な証拠ですね。油が多いって事は甘味も出ているって事です。
では、飲んでみましょう!
・・・・・・
う~ん、フルーティというよりも「ジューシー」ですね。
これはもはや、別の飲み物です。ホットジュースという感じ。
かなり酸っぱいですが、それは果物っぽい風味によります。
表現は難しいですが、敢えて言うなら…
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こ~んな感じです。プチトマトとオレンジが合体したような風味、後からカラメルソースのようなコクが追いかけてきます。これぞケニアフレーバー。
スペシャリティコーヒーでなくても、安価で浅煎りが楽しめる希少な品種です。