キリマンジャロって缶コーヒーのイメージが強い。
豆の特長としては、酸が強いらしいんだけど、ハッキリ言ってイメージが湧かないんだよね。缶コーヒーのキリマンでは全然そんな事なかったし、甘ったるいし、アフリカっぽくないし。。
どちらかといえば、南米のイメージなんだよ。
「ブラジルやコロンビアと何処が違うの?」って感じ。
多分、これも缶コーヒーのメーカーによる印象操作だよねえ(笑)
でも、まことキリマンがアフリカ豆だったら、フルーティで瑞々しい風味のはずなんだよ、多分。果たしてどうか?
今回は、その真相を確認する為、
敢えてライトローストで焙煎したものを購入したよ。
■抽出
品種:タンザニア・キリマンジャロ
焙煎:ライトロースト
エイジング:18日
数量:13g
挽き目:極細挽き(タイムモアC3で11クリック)
お湯の温度:94度
湯量:210g(13g×16)
抽出方法:ペーパードリップ(KALITA ウェーブ155)
超浅煎りアフリカ豆の定番レシピですね。
問題は、挽き目とお湯の温度だったんだけど、一通り試してみた。
12クリックの94度では、酸ばっか強調されてコクも糞もなかった。
11クリックの94度では、甘さが顔を出し、酸と上手い具合にブレンドされた。
11クリックの95度では、複雑な風味で美味いんだけど、後からイガイガ感。
10クリックになると、エスプレッソの世界になるので除外。
従って「11クリックの94度」に決定した。
これで、注ぐお湯の最高温度は94度が限界点と解ってきた。
要するに、アフリカ豆のライトローストって、性格があるんだよ。
早い話が、頑固で意固地な訳。
抽出しようと思っても、抵抗しやがるのよ。
良い子のガテマラと全然違うのよ。
でも、思いっきり細く挽いて、思いっきり高温の湯で、牙城をこじ開けてやる。
「いつまでも舐めてんじゃねえぞ!」ってかましてやる訳よ。
すると…
とうとう観念して「ごめんなさい許して下さい、お願いします」と
急にしおらしくなる。
んで「何でも従いますから~ご主人様ぁ~」みたいな。
えっ? 訳わからんって?
ふんっ、わからなくたっていいんだよ。
1)1投目:お湯を50g注ぎ、スプーンで攪拌。25秒蒸らす。
2)2投目:お湯を50g(計100g)を注ぐ。「の」を描く感じ。
3)3投目:お湯を50g(計150g)を注ぐ。目安時間「1分前後」。
4)4投目:お湯を60g(計210g)注ぐ。目安時間「1分30~40秒」
※1分25秒を過ぎたあたりから細めに注げば、丁度それくらいの目安時間に。
5)後は、お湯が最後まで落ち切るのを待つのみ。
タイムは…2分50秒!!
ライトアップしたサーバーです。
では、飲んでみましょう。
クリアというよりも少しトロっとしています。
やや酸を帯びたカラメルという感じの風味。
果物感は、さほど無かった。
ポイントとしては、
94度のお湯で、50g×25秒蒸らしから始まって4投に分け
落ち切る時間が2分40秒に近けるくらいのメッシュ(挽き目)を見つける。
もしも、3分以上かかるようだと、挽き目を今より粗くしたほうがいい。
2分20秒くらいだと、更に細かくしたほうがいいと思われ。
焙煎がライトローストなので…
「カリタウェーブ」持っているなら、ドリッパーはソレ使ったほうがいいですね。
何しろ、粉の隅々までお湯が通りますゆえに、しっかり抽出してくれます。
これが「ハリオ」とか「ORIGAMI」になると、お湯の注ぎ方とか工夫しないといけないので更に難しくなります。特にアフリカ豆の場合は。。。
■オマケ(フレンチプレスで抽出)
ライトローストで焙煎された豆をフレンチプレスで抽出したことがなかったので、今回やってみました。豆の成分が全部出ます。
美味しい部分も不味い部分も全て曝け出しています(笑)
数量:15g
挽き目:中挽き(タイムモアC3で15クリック)
湯量:240g(15g×16)
上記以外は、ペーパードリップと同じ条件にします。
さて、お味のほうは…
ひとこと・・・
ワイルド!