Anime 253 - この素晴らしい世界に祝福を!3 | 午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

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■記事

 

異世界コメディの決定版、TVアニメ第3期!平凡な冒険者カズマが過ごす、異世界ライフの新展開!?©2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会

 

 

軽快なテンポ、笑いあり、涙ありの異世界転生の名作

「この素晴らしい世界に祝福を!」が4年ぶりに復活!

 

どうやら、作画もスタッフも大きく変わってなさそうだ。思い起こせば、シリーズの第1期では視聴者に登場人物を慣れさせる為の配慮が成されていた。要するに「主人公は引きニートなんだけど、意外に頭がいい!」とか「容姿端麗の女神様が実はダメな奴だった!」とか「魔法のスキルはあるんだけど、1回しか使えない奴」とか「見た目は美人の女聖騎士なんだけど、攻撃が当たらない上にドM」だとか。

 

冒険者といっても「ポンコツパーティ」だった訳だけれども、何だかんだといって魔王軍の幹部をやっつけて、それなりに名声を得る。

 

とまあ、ここまでは奇麗な話。だけど、自国の建物まで壊したり、素行が悪くて借金作ったり、誤解を招いて重罪人扱いされたり、はたまた、再三死んでアチラの世界に行くもののスグに戻されたりと。第2期なんて、正にそんな波乱万丈な話。

 

 

■これまでの「このすば」
 

本作を初めて観た人にとっては、殆ど内容が分からないと思うので、前知識として「第1期」と「第2期」と…出来る事なら「紅伝説」も事前に観ておいて、頭に叩き込んでおく事をオススメする。

 

とは言っても、これだけでは味気ないと思うので、超簡単に説明すると…

 

引きニートの高校生カズマが事故で死亡

あの世で女神アクアと謁見し、2人揃って別の中世ファンタジー世界へ。

駆け出しの冒険者の街”アクセル”に転移。

「そこの世界で魔王を倒せれば元の世界に還ってこられる」ので冒険者になるが、最初は金がないので馬小屋暮らし。土建屋で生計を立てて資金作り。

カズマ「冒険者」、アクア「アークプリースト」。後から、めぐみん「アークウィザード」、ダクネス「クルセイダー」が加わり4人に。しかし、どれもダメなやつ。

が、何だかんだといって魔王軍幹部ベルディアを討伐。もう一人の幹部ウィズ(引退している)から物件を紹介され、住み着いていた霊を払い除けて屋敷を得る。

機動要塞デストロイヤーを討伐し、街を守る。

(第1期 完)

前期でデストロイヤーを討伐したものの、街にも甚大な被害が。特に領主の家が損壊した為、カズマが国家転覆罪の容疑をかけられる。当然ながら、被害額は彼のパーティに請求され、気が付けば「国家予算並みの借金」を背負う。

魔王軍幹部バニルを討伐。カズマにかけられた容疑が晴れ、その報酬により借金全額返済。ギルド内は歓喜に包まれる!

(第5話)

討伐されたバニルが「Ⅱ」として復活(無害)。ウィズの店で働く。実は、彼ことバニルが類まれない商才の持主だと判る。そこで、カズマのいた祖国の文明に興味を示し、商売を持ち掛ける。共にWINWINの関係を築く。そうこうしているうちに、いつの間にか”めぐみん”が自分の使い魔”ちょむすけ”を持ち込む。

カズマ一行が温泉旅行の為、水の都”アルカンレティア”に到着。大露天風呂(混浴)の場面では、カズマが正面に浸かっていた若い女魔法使いを凝視。気持ち悪くなった魔法使いは、気まずくなって早々に退散(実は、めぐみんに爆裂魔法を教えた人)。

しかし、後に水が汚染。元凶である魔王軍幹部ハンスを討伐

 

 

するが、同時にアクアが持っていた浄化能力により温泉水まで真水になってしまった為、結局「出ていけ」とアクシズ教徒の信者から追い出されてアクセルに戻る。

(第2期)

めぐみんの故郷・紅魔の里が滅亡の危機にとの情報。カズマ一行、紅魔の里へ。

魔王軍幹部シルビア討伐。しかし、カズマはトラウマを植え付けられる。シルビアの見た目は大柄で肉体美に溢れた女。しかも、カズマのことをとても気に入っていた様子。でも、彼女の下半分は男だった。更に硬くなったナニをカズマに押し付けてきたので、それがトラウマになったのだった。

紅魔の里が平和を取り戻す。

(紅伝説)

 

 

■スピンオフ(この素晴らしい世界に爆焔を!)

 

時系列では、このすば第1期より過去になる。

舞台は紅魔の里から始まる。

 

幼き頃のめぐみん、爆裂魔法を披露した大魔法使い(実は、魔王軍幹部ウォルバクの半身だった)に魅せられ、教えを乞う。

魔法学校レッドプリズンへ主席で入学。紅魔族の生徒はギルドへ行かなく冒険者カードを無料で貰えるので、勉学と実戦でポイントを稼いでいく。

めぐみんの妹”こめっこ”がネコの魔物”ちょむすけ”を捕まえて食おうとするところを止められる。実は、ウォルバクのもうひとつの半身が”ちょむすけ”。

それ以降、魔王軍から「ウォルバクを復活させる」目的で襲撃を受ける。

めぐみん、貯めた全スキルポイント使用で爆裂魔法”エクスプロージョン”習得!

しかし、使えるのは1日1回限り。襲撃に来たガーゴイルの群れを一閃!

(第5話)

 

めぐみんとゆんゆん、レッドプリズンを卒業。旅への資金を作る為にバイト始める。その後、一旦2人は別々に行動。紅魔の里を出る。

めぐみん、水の都”アルカンレティア”に到着。しかし、不穏な様子。水に毒を流した犯人がいるとの事。この情報はゆんゆんが持ってきたものだが、そのせいで最高責任者のゼスタが容疑をかけられ逮捕。暫くして容疑は晴れるが、本当のところ犯人はゼスタだったというオチ。プリーストのセシリーによると、ゼスタが重曹と間違えてスライムの粉を流し込んでいた。

めぐみん、温泉の鉱脈に爆裂魔法を放ち、大露天風呂が出来る。

セシリー大喜び!

 

めぐみん、ゼスタから祝福を受け…アルカンレティアを出る。

ゆんゆんも同行。

(第8話)

ウォルバクの半身”ちょむすけ”をよこせと魔王軍のアーネスが迫るが、めぐみんが爆裂魔法で討伐!

※そのキッカケになったのは、めぐみん劣勢の中、その絶対絶命の状況下、ゆんゆんが女神アクア降臨を祈った為。それが見事叶えられ、天から大きな光が行先の街に注ぐ。その奇跡に目を奪われたアーネスに隙ができた

(第9話)時系列では同時並行で(このすば 第1期 第1話)

めぐみんとゆんゆん、駆け出しの冒険者の街”アクセル”に到着。

しかし、ギルトでは上級悪魔から被害を受けた冒険者が続出。その一方で、救世主を願う声も。

 

”ちょむすけ”を巡る攻防で上級悪魔ホーストをめぐみんが討伐!

その後、ゆんゆんは街を出る。馬車に乗った時、ゆんゆんの隣には”めぐみん”に魔法を教えたウォルバクの半身だった大魔法使いが(人型のほう)。

冒険者パーティ募集の貼り紙を観て、めぐみん…

カズマとアクアのパーティに参加。

 

 

(この素晴らしい世界に爆焔を! 完)

時系列では同時並行で(このすば 第1期 第2話)

以降、主人公がめぐみんカズマ(アクア)へ。

この素晴らしい世界に祝福を!

この素晴らしい世界に祝福を!2

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説

 

以降、これより本作・第3期へ。

 

 

■登場人物

 

 

 

■感想

 

【第1話 この明るい未来に祝福を!】を観た限りでは、コレといったものはなかったですね。あくまでもプロローグ…主要キャラクターの自己紹介みたいなもの。

 

が、カズマの様子が少しおかしい。過去にシルビアから受けたトラウマのせいで冒険者をやめると言い出している。冒険者をやめて「坊さん」にでもなると。

でも、何だかんだと言っても元に戻るのが「このすば」の特徴。

 

スピンオフの「爆焔を!」は、本作への伏線。めぐみんとカズマの距離が。

これは過去2作に無かった展開なんだけど、それでも予想は出来たんだけど。。。

 

第2話以降から本番。

 

慣れ親しんだ「駆け出し冒険者の街”アクセル”」を離れ…

舞台は「王都」へ!!!

 

ポンコツ・パーティなのに借金を作りながらも、数多の魔王軍を討伐したその功績が称えられ、遂に王都から御呼びが懸ったという事か?

 

こりゃあ、ますます面白くなってきた。