【特報】「ヤマトよ永遠に REBEL3199」7.19上映開始 | 午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

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■記事

 

「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの劇場映画第3作「ヤマトよ永遠に」(1980)を全七章でリメイクした「ヤマトよ永遠に REBEL3199」。その口火を切る「第一章 黒の侵略」が、7月19日(金)より上映される。オリジナル版をオマージュしたティザービジュアル、特報映像、スタッフコメントが到着した。

 


ガミラス本星とイスカンダル星が消滅した事件から2年後の西暦2207年。
太陽系に現れた巨大物体〈グランドリバース〉が、地球軍の防衛網を易々と突破して地球へ降下する。
そして兵団と多脚戦車を投じて猛攻撃し、瞬く間に新首都を制圧。人類に抗う術はないのか──。
そのとき旧ヤマト艦隊クルーに「ヤマトへ集結せよ!!」との指令が下る。
聞こえてくる謎の歌声、「帰ってきた」と呟く男。果たして侵略者の正体とは?
未踏の時空へ、ヤマトの航海が始まる。

〈スタッフコメント〉
©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

製作総指揮・著作総監修:西﨑彰司
「ヤマト2199」から12年の歳月が流れました。今日迄の長い航海にお付き合いいただき、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
本作『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は、総監督、シリーズ構成を務める福井晴敏が5年前から構想を練ってきた物語です。
奇しくも、いま地球で起きている事象──暴力がもたらす悲劇、混乱を予見していたかの様な作品となりました。
ヤマトと地球の人々は、巨大な“敵”に蹂躙され翻弄されながらも、懸命に立ち向かっていきます。
生きよう。生きなくてはいけない、と。
私も皆さんもいろんな事情を抱えて生きています。
その私たちの映し鏡、宇宙戦艦ヤマトの新たな航海を見届けてください。

総監督:福井晴敏
ヤマトは抵抗の物語です。
一方的に境界を侵し、服従を強いる他者への抵抗。人を、社会を無惨に蝕む、理不尽な天災への抵抗。
それらと向き合い、戦ううちに、いつしか自由も人間性も犠牲にし、なにを守ろうとしていたのかもわからなくなってしまう。
やさしさと表裏一体の、人の愚かさに対する抵抗──。
最初の船出から半世紀を経て、その抵抗の物語は、我々の明日を左右する現実になりつつあります。
そんな時代に語られる、五十年目の宇宙戦艦ヤマト──スタッフ一同、魂を削って紡ぎあげています。
ご期待ください。

監督:ヤマトナオミチ
亡き父と一緒に幼い頃に見た「永遠に」、に自分がこう言う形で携わる運命に心震えております。
自分にとっても核になる作品であり心の軸にある作品です。
歴代監督の名を汚さないよう精魂込めて務めさせていただきます。
皆様何卒宜しくお願いします。

音楽:宮川彬良
『ヤマトよ永遠に』(1980年)が制作された80年代は、父・宮川泰が羽田健太郎さんと共に仕事を
し始めた時期でもあります。
この楽曲は羽田さんでないと弾けないだろうな…!と思うような曲も生まれてきました。
今回、そのような沢山の方々の知恵や技が折り重なったモノを再現しようとしているからこそ、敢えて次の世代の人と共にもがきたいと考えるようになりました。
そこで『REBEL3199』では、数年前から注目していたピアニストであり作曲家の兼松衆さんにご参加いただきました。
僕の引き出しでは思いつかないような音を創造していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
オリジナル楽曲の再現性はより高く、重いところはさらに重く、シャープに仕上がっています。
もはや見た目だけでなく、先達たちの精神をも再現するフェイズに突入しています。
ぜひ、楽しみにして頂ければ幸いです。

「ヤマトよ永遠に REBEL3199」
原作:西﨑義展 製作総指揮・著作総監修:西﨑彰司
総監督:福井晴敏 監督:ヤマトナオミチ
シリーズ構成・脚本:福井晴敏 脚本:岡秀樹
キャラクターデザイン:結城信輝
メカニカルデザイン:玉盛順一朗、石津泰志、明貴美加
CGプロデューサー:後藤浩幸 CGディレクター:上地正祐
音楽:宮川彬良、兼松衆/宮川泰 音響監督:吉田知弘
アニメーション制作:studio MOTHER
アニメーション制作協力:サテライト 配給:松竹ODS事業室
©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
公式サイト:https://starblazers-yamato.net

(情報元【キネマ句報 Web】1月3日)

 

 

タァー、待ってたぜ!!!

 

って言いたいところなんだけど、ちょっと引っかかるところがあるんだよ。まあ、それは後から書く事にしようか。

 

取り敢えず、無事に上映日が決まって胸を撫でおろしているよ。

 

■オイラの予想は見事に外れた

 

2205を観終わった後に「3199のストーリーはこうなる」なんて偉そうな事を書いた割には、見事に外しましたね。普段はプライドの高いオイラでも、ことヤマトに関していうなら全然OKなのよ。だってそうだろ。

 

外れたほうが…全然「面白い」じゃないのよ(喜)

 

■福井さんは意外と正攻法で来た

 

旧作の「永遠に」と「Ⅲ」、両方の要素を含めているというのは既に情報として掴んでいた。が、なるほど…太陽とデザリアムハンマーを結びつけた訳だ。

 

こりゃ、とんでもないストーリーになりそうだ。

 

で、地球は旧作同様、敵(デザリアム軍)から占領される。

【グランドリバース】…旧作でいうところの「重核子爆弾」が飛来する訳だ。

 

途中、ボラー艦隊が入ってきているが、そのボラーでさえもグランドリバース1基に歯が立たなかったんだろうねえ。改めて、デザリアムの圧倒的軍事力が判る。因みに、ボラーの指揮を執っているのは、ラジェンドラ号のラム艦長ではないかと予想している。

 

つまりだ。

 

地球は、あっという間に占領されるんだけど、旧乗組員は何とかして逃げ切って「どこかの小惑星に秘匿している宇宙戦艦ヤマトに向かう」という感じになる。で、気になっていたサーシャは多分、そこにいるんだろう。真田さんと一緒に。

 

森雪が地球にいることから、これも多分、旧作同様アルフォンに捕まって関係が密になるかも。但し、骨組みは同じでも、色付けはかなり変えてくるだろう。

 

デザリアムの聖総統が早くも登場しそうだ。多分、彼らの技術「時間跳躍」が結び付けてくるんだけど、そこから旧作じゃ殆ど語られなかった敵のドラマが展開されそうだ。問題は、その「地球VSデザリアム」の映写と旧作Ⅲの「ガルマンガミラスVSボラー連邦」がどういう風に絡んでくるのか? ここが見物。

 

グランドリバースは重核子爆弾のように全地球人の脳細胞を破壊する兵器ではなく、目的となる異なる時空間へ跳躍し、そこから吸い取った情報から現時空間の世界を作り変える。で、それを管理するというものになりそうだ。つまり、イスカンダルのコスモリバースシステムに限りなく近いが、違うのは他の媒体からエネルギーを得なければならないという点だ。

 

そこで地球の太陽が選ばれた。デザリアムハンマーでエネルギーを吸い取られ、残り寿命あと1年と迫るってやつだ。ヤマトは「第二の地球探し?」それとも「太陽の異常を止める?」どちらかの役割になると思うが、犠牲者も出るだろう。

 

地球にいるガミラスのバレル大使の役割が無くなってきている今、彼が死亡するかもしれない。旧作の守みたいに長官を敵から逃がす為に犠牲になるのだ。

 

もうひとりはコスモタイガー隊の坂本茂だ。既に前作で死亡フラグが立っている。模擬戦闘で3基撃ち落としている凄腕なのだが、アスカ艦長の森雪からは「死に急ぐタイプね」と評価を下げられている。因みに、小説での「ヤマトよ永遠に」では、隊長として敵中間補給基地との戦いで戦死している。

 

■安田賢司氏を監督から降ろした理由は?

 

今回の監督が「ヤマトナオミチ」って人。誰よそれ?って感じ。

 

何しろ、監督の力って凄く大事なんだよね。そう感じたのは、2202ってシナリオは優秀なのに請け負った監督が「ヤマト成分の塊」みたいな人だったので上手くいかなかったんだ。

 

何しろ、ヤマト愛を持った製作者ってのは、皆が「私のヤマト」みたいな世界観を持っているので、そういう人達が集まった場合、「いや、違う」なんて事になり、中々前へ進まないのだ。結局、演出が「愛の押し付け」みたいになってたり、戦艦や空母などを含めた艦隊が2万→3万→100万って「アンタどれだけ作ったら気が済むのよ」って展開に。しまいには、ガトランティスが超能力者になってたり。

 

だから、総監督の福井晴敏さんは「それで苦労した」と言っていた。

 

2205では、前作の反省を生かして「敢えて、ヤマトと関わりの薄かった安田さんを監督に抜擢した」という事だった。つまりだ。安田さんには、純粋に面白いアニメに仕上げてくれる事だけに注力させた。んで、足りないヤマト成分を福井さんが注入する。これが上手く行った訳なんだけどね。

 

■安田さん交代の理由を調べたが、公式では発表されていない

 

オイラと同じような感想を持った人が居ないのか?

色々とヤマトマニアのブログ様を当たってみたところ、

唯一、返答を下さった人がいた。FC2の人だけど。

 

かなり昔の記事だったし、ブロガーは女性だし。相手からすれば、FC2ではない謎のブロガーからコメントが来るんだからねえ。メチャクチャ気を使ったよ。でも「文章はさりげなく淡々と」というのがオイラのスタイル。

 

 

とても丁寧な返信を書いて下さった。

わかりやすいし。

 

オイラなんかよりも全然詳しい情報をお持ちだった。尊敬するね。人事については、福井さんが決めたのだから間違いないと思う。

 

ゆきんこさん、本当に貴重なお時間をありがとう。やっぱり、ヤマト好き同士だね。思っていた事は全く同じだった。またいつの日か。

 

で、ヤマトナオミチさんって、2205後章の第三話で演出されていたんですね。

第三話って…どんな話だったっけ?

 

あっ、そうそう。デスラーと古代がイスカンダルのサンクテルに案内される場面だったわ。場面としては、最もシリアスなところだった。

 

そうだとも。

 

ヤマト愛なんて必要ない。そういうのは福井さんに任せておけばいいんだよ。とにかく、安田さんのように面白いアニメに仕上げてほしい。2205を超えるようなカメラワークとか効果音の入れ方とか…。

 

ヤマトナオミチさんに期待するとすれば、安田さんと同じく「マクロス畑を経験している人」という部分でしかない。

 

■YOUTUBEも熱い

 

宇宙戦艦ヤマトのシリーズは、もはやアラフィフ以上の独占場じゃない。

リメイクのお蔭で、若い人からも熱心な支持者が出ている。

 

このYOUTUBERトリオも多分、若い人達だと思う。そんじょそこらの年寄りやオイラなんかとよりも全然コアな考察をされている。旧作にも詳しいしね。

 

ずっと参考にさせて貰っている。

 

 

 

 

御三方共に素晴らしい解説。特に、最後のFGT2199様に関してはCGでサイドストーリーを作ってしまう程の強者。まあ、ヤマト好きなら知っていると思うがね。

 

以下は、現在劇場公開中の「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち4K」だが、前半の名場面を見事に再現されている。

 

 

艦長の土方竜は、第11番惑星でガトランティスの前衛艦隊に敗れたまま生き恥を晒していたところをヤマト乗組員に救出され、古代進の進言により艦長に就任。

敢えて新艦長となった訳だが、これから向かうテレザート星の情報はもとより、未知の敵ガトランティスの脅威が迫っている。

 

不安を隠せない乗組員。そこにゴーランドのミサイル艦隊が立ち塞がる。惑星をも簡単に破壊してしまうほどのミサイル装備。古代は防戦しようとするが、土方艦長はそれを止めて「波動砲の充填」に全てを注ぐように命令。

 

敵のミサイルが一発二発と命中。艦が揺らぐ。古代が霊撃ミサイル発射の許可を取ろうとするも「イカン」と一喝。ミサイル第二波(大型)が迫る。不安にかられる乗組員。ギリギリまで引き付けたところで艦長から「波動砲用意」の命令。

 

それは正に間一髪。作戦は見事に的中。波動砲一発でゴーランド艦隊撃破。そうだ、ガトランティスの戦い方を知っていたのは土方艦長ただ1人だけだったのだ。

 

「第一次作戦完了。直ちに惑星上陸の準備をせよ!」

 

淡々と命令する艦長、カッコ良すぎ!

 

因みに、ゴーランド艦隊に勝利した時に流れるBGMというかファンファーレは「敗戦の艦長土方」というタイトルの2曲目なんだそうだ。恐らく、全シリーズ中、この場面でしか流れない超レアなタイトル。オイラの記憶が確かなら。

 

古代や島を始めとした戦闘員から「スゲェー」と感嘆の声。土方艦長が一気に信頼を勝ち取った瞬間である。だから、オイラ的には、政治関係のYOUTUBEよりも、こっちのほうが面白いので熱心に観ていたりする。

(ああ、そう言えば旧作の「さらば」だけは、ウチのカテゴリーで未だ取り上げてなかったんだった。忘れていたな。今度、作ろうっと)

 

さて、REBEL3199の話に戻ろうか…

第一章は、さほど盛り上がらないだろう。

デザリアム軍の脅威を嫌というほど見せつけられるに違いない。

 

従って、面白くなるのは第二章以降と思われる。

とにかく星間国家の多いこと。

 

地球(テロン)、デザリアム、ボラー連邦、ガルマンガミラス、それから…

多分出てくるであろう「シャルバート」が気になる。

 

今後の展開は、ガルマンガミラスのデスラー総統がどんな台詞を吐くかで、その先の完結編までリメイクされるかどうかが判ると思う。気の早い話であるがね。

 

福井さんなら、どんな台詞を用意しているのかな?

 

「間に合って良かった。地球の状況は知っている。あの邪魔者は私が引き受けよう。全艦、ヤマトを囲む敵艦隊に向って突撃!」

 

コレ聞きたいんだけど、多分、最終フラグと思うので微妙ですね。

でも、下の見せ場は必ず入れてくるであろう。多分、最終章と思うが。

 

 

「リメイクでは、敵がボラーになるのかデザリアムになるのか?」になるけど。当然、前回ではデスラー砲が通用しない敵を相手にしなければならない事もあったので、その対策として改良されているはずだ。勿論、ヤマトの新波動砲にも注目。

 

続報に期待したいところ。