亀王の濃厚とんこつ【黒肉一本麺】 | 午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

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と書いて「きおう」と読む。
 
後から気づいたんだけど、オイラ勘違いしていて、「亀王」って、てっきり全国チェーンだと思ってたんだよねえ。一応、九州ラーメンらしいんだけど、なぜか九州に店舗がないという矛盾。大阪・兵庫・奈良・三重・岡山、それにどういう訳か、海外へ飛んでシンガポールにもあったり。店舗数も非常に少なかったりする。よ~わからん。
 
これじゃあ、半分「ご当地グルメ」みたいなものじゃないか?
「そんなのは単なる自己満足だし、東日本など食べられない地域の人が読んでも面白くも何ともないではないか?」ともう一人のオイラが文句を言っている。だから、ウチの記事では松屋などのチェーン店を取り上げてるのだが。。。
 
だから…
 
今回に限っては申し訳ないが、その食べられない地域の皆さんには「こんなラーメン屋があるんだな」程度の知識としてストックして下されば幸いだ。
 
■九州ラーメン亀王 箕面船場店(大阪府箕面市)

 
ビーバーワールドというアミューズメント施設。2階にスーパー銭湯「箕面湯元 水春」。1階の一部がフードコートになっていて、お好み焼きの「風月」と、その奥に「九州ラーメン亀王」がある。
 
 
今回の目当ては【黒肉一本麺】。具の中に、豚のレアな「なんこつ」をトロトロに煮込んだ、いわば「塊」が入っている訳だ。
 
 
肝心なラーメンは「濃厚とんこつ」スープにした。座席にタブレット端末があるので、それでオーダーする形だ。
 
濃厚とんこつ黒肉一本麺(1100円)
 
さすが大阪、出てくるのは早い早い。
 
 
見た目は、いかにもコテコテな感じの脂がプヨプヨ浮いている。
だが、黒肉は、玄関前の写真を思えば随分と小さい。
何年か前に、西成の亀王へ行った時は、もう少し大きかった気がしたが。
 
 
麺は極細で硬め。これがベストなのかどうかはスープを飲んでからでないと分からんな。しかしながら、上の写真でも判る通り、海苔が添えてあるということは、「口直し」と単純に「海苔の成分」をスープに溶かして別の風味を味わって貰うとする2通りのメッセージを感じ取るのだ。
 
 
スープは見た目ほど、こってりではない。どちらかといえば、塩味のほうがキツい感じ。亀王には色々なスープがあるようだけど、基本線は「塩とんこつ」であり、そこから背脂を足したりとか、他の風味を加えたりとかして種類を増やしているのだと思われる。細麺はハッキリ言って好みじゃない。
 
 
最後に「黒肉」だけど、コイツだけは美味しいですよね。本当にトロトロ。亀王の看板って何と言ってもチャーシューだからねえ。
 
もしも、大阪などへ来られた人が「亀王」の看板を見かけたら、こんなラーメンなんだとでも話題作りにでもなれば、記事を書いた甲斐があるってもの。
 
興味あれば、一度食べてみては?
 
でも、これ…九州の人が食べたら、どう思うだろうかねえ?
「九州ラーメン、こんなのじゃねえよ」なんて言い出しそう。
 
関西の味に合わせているような気がするが、オイラの好みではない。