飲食物よりも身体に取り込む量が多い「空気」
人が一日のうち、体内に取り込む物質で1番多いのが、実は「室内の空気」です。
飲食物は人体の物質摂取量の中でわずか15%ほどなのに対して、
「室内の空気」はなんと約60%近くにもなります。
もっとわかりやすく言うと、人が1日に吸う空気は重さにすると約21kgで飲食物の約7倍なんです。
家族が健康に暮らすために、飲み物や食べ物を選ぶことはできますが、呼吸する「空気」は残念ながら今までは選ぶことができませんでした。
でも、今は「無添加住宅」という選択肢があります。
家の中で過ごす時間は人によって違いはあるものの、少なくても約3分の1、多ければ大半を家の中で過ごすことから、室内の空気環境はとても大切になってきます。
そして室内に発生した化学物質のうち、空気より重い物質は床面近くに溜まってしまいます。
ということは、床面付近で生活の大半を過ごすお子さんやハイハイしかできない赤ちゃんは、建材や接着剤などから揮発した有害な化学物質を大人より多く「空気」として吸い込んでしまっていることになります。
家づくりにはいろいろな選択肢があるかと思いますが、「空気の安全」も頭の片隅に入れておいていただければと思います。
高田