『昔の自民党は主流派に対して、党内の中にしっかりとしたカウンターパートが存在したし、閣内や党三役の中には総理大臣の独善的暴走・迷走を叱責出来る人間が居たけど、今はそのどちらも存在していない。それが今の自民党の劣化そのものだよ。』

今日会話した、先代から自民党を応援している客先の手厳しい言葉です。


コロナウィルス対策1つとっても、感染拡大期に再突入した今、前倒ししてまで全国一斉の「GO TOキャンペーン」を強行しようとする政府。

理由は『今更止められない』

戦中の日本・大日本帝国が泥沼の敗戦へ突き進んだ時の思考と何ら変わらない。

そんな理由を言うのも、特典を受ける為には旅行会社を通して予約しないと利用出来ないようにしたせいだろう?政治とカネの癒着が臭い過ぎる。


宮城県は、感染確認者累計が90人から100人になるまで2週間以上かかったのに対して、100人から110人へ到達するのに要した日数は僅か5日間。濃厚接触者と呼ばれる方々への感染する率がかなり高い。人の往来を考えると間違いなく加速傾向の局面に突入した。

そもそも、今のコロナ拡大も第1波の封じ込めを早々に切り上げて、取りこぼした処から拡大したのであって、厳密にいうと第2波ではない。

検査拡充による感染を炙り出す施策を怠り、腹を括って封じ込みに取り組まなかった政治と、検査抑制論を唱えた医療関係者・医療ジャーナリストによる人災じゃないかと思う。

そして、意図せず感染してしまった方々(被害者)を悪者のように見る風潮と冷たい監視の目、それが検査抑制へ動く圧力になっているかもしれない。


さて、第2波は南半球からの折返しで秋口にやってくる流行がそれであろう...と当初は思ってました。

ただ、ここに来て気になる事が諸々。

① 空気感染も可能性として排除出来なくなってきた事

② 免疫が早ければ3ヶ月で消滅する事

③ 免疫が不完全な状態で再度感染した場合のサイトカインストームによる重篤化と致死率の上昇

④ 駐日アメリカ兵が持ち込んだコロナウィルスが感染率&重症化率の高い欧米型ではないのか?そして、これを発端に急速に蔓延し始めないかという事


秋口を待たずに、現在の余波拡大分と④の分が合わさって、8月から一気に国内で蔓延し始めたまま、秋に突入するんじゃないかという危惧が...





ある意味、政治的に日本の顔の1人とも言える東京都知事。

自公支持、そして、なぜかの連合東京の支持を得た現職が圧勝。(連合東京は政策ではなく、単に勝ち馬に乗りたかったんでしょうね)

しかしながら、テレビでの立候補者同士の政策討論を持ちかけたのに、頑なに避け続けた人を圧倒的な数が選ぶんだー!という驚き。

今後、この人は何か有った時に説明を避け続けるんじゃないか?という、そんな怖さを感じなかったんですかね?

まあ、大筋の結果が出ましたので、まずは都民の皆さんは受け入れざるを得ない。

その上で、現職に投票した方々は、悪政になった場合の責任を。特に何となく投票した方々はより重責を。

現職以外に投票した方々は、今後悪政に成らぬよう引き続きの監視と非難を。

面倒くさがって投票しなかった方々は、悪政になっても文句は言わない事。権利を放棄したツケとして。


いずれにせよ、カネに関する腐臭が無いだけで、今の首相と同種のニオイがする方なので、エリートパニックを起こすような有事が無い事を祈るばかりです。

(以下、加筆部分)
それと、都職員からの再選支持20%台だったという事から、現体制の下で職員がどんな大変な思いをしているのか、その疲弊から今後機能不全に陥らないか、それも心配である。

本来だったら、5月のライブへ行くはずだった、中山うりさんの『蒼いアジサイが泣いている』を聴いているうちに、とある場所へ。










バレエの『ボレロ』をふと思い出した1枚。


YouTubeでシルヴィ・ギエムの『ボレロ』を観ると、今でも生で観た舞台を思い出して胸が熱くなります。

まさに「神々しい」とは、こういう事なんだと思い知らされた稀有な体験でした。

たぶん、バレエであんなに感情を揺さぶられる事は、この先もう無いんだろうなあ...