映画

『BLUE  GIANT』


先日、おかわりBLUE GIANTしてきました。


1回目は通常音響システムの映画館で。

そして、今回はドルビーアトモスの映画館で。


音の奥行きが段違いの良さでした。


原作開始当初からのファンなので、ストーリーの展開は知っているんですが、なにせ誌面から聴こえてくる音は飽くまで自分の想像。


しかし、映画ですから想像ではない実際の音が響き渡る。当然ながら。


最初観た時、想像と大きく乖離していたら...という不安はありましたが、音楽分野のアドバイザーでもあった上原ひろみさんを始めとする豪華演奏陣だけあって、そんな事は杞憂に終わった。


ドラム・玉田の演奏担当だった石若駿さん、本当に大変だったろうなあ。ズブの素人がドラムを叩いている最中の不安感であったり、ピッチが安定しないような所から徐々に上手くなっていくまでの成長を表現するよう求められただろうに。


音圧などの迫力を堪能する為にも、ドルビーアトモスを導入している映画館で観る事をオススメします。いや、ドルビーアトモスの音響で楽しまないと勿体無い。

(ちなみに宮城県内ではTOHOシネマズ仙台とイオンシネマ新利府)


ストーリーも泣けるような胸にグッとくる所もあるし、あっという間の2時間でした。



さて、今日からBLUE GIANTのストーリーディレクターでもある南波永人さん(number8)著の小説『ピアノマン  - BLUEGIANT 雪祈の物語 -』

を読みます。BLUE GIANTのアナザーストーリーです。楽しみです。



23日、一部で“自販機(CM)の美女”とか呼ばれているらしい方のライブイベントへ。


その方の名は「秩父英里(ちちぶえり)さん。


東北サンベンディングやNEXCO東日本の(地域限定?)CMで演奏シーンと併せた映像が流れておりました。


東北大学在学中に、一旦休学してバークリー音楽大学へ留学。本校を首席で卒業し帰仙。日本のJAZZシーンでコンポーザーとして期待される若手の1人。


先頃も雑誌『BRUTUS』に“2023年、スタイルを貫く日本の新星たち”の1人として写真付きでピックアップ。


私自身、7〜8年前に野外イベントで演奏していた秩父さんの紡ぎ出す音が気になり、思わずシャッターを切っていた人間ではあるが、(当時)幼さというか、あどけなさが残る、どこかおっかなびっくり周囲の大人達と接していた学生だった秩父さんが、こうした期待の新星的な形で仙台に帰ってくるなんて想像はしていなかった。

(本人にこの野外イベントの事を話したら、ひぇ〜!モンクを一生懸命やってた頃だ!恥ずかしいって笑ってた)


でも、演奏を聴けば、表現の幅、着想や視点の面白さやその広がりの凄さを感じずには居られなかった。その片鱗はトークでのQ&Aでも垣間見えた。バークリーで過ごした日々の濃さの為せる技か。


あっという間の演奏とトークによる90分超え(当初の予定は60分だったw)

本人が描く楽曲のイメージを、関本欣哉さんによるインスタレーション作品として作製展示もあり、とても充実したイベントでした。



また、当初リストの無かったベーシストに小美濃悠太さんが急遽出演。どうやら秩父さんが前日に、もしもし空いてます?テレフォンをしたらしく、東京から組み立て式のウッドベースを携えてやって来てくれた模様。さすがヨーロッパを演奏ツアーするような小美濃らしいフットワークの軽さ!


思いがけず、秩父さんと小美濃さんの組合せが聴けたのも良き時間となりました。




昨日の事ではありますが、山下達郎さんのコンサートへ。

『TATSURO YAMASHITA

             PERFORMANCE 2022』


本ツアーの千秋楽となる仙台サンプラザホール公演でした。


ツアー期間中、達郎さんがコロナに罹患されたり、宮城のホームである東京エレクトロンホール宮城が被災からの修復で使えなかったり、使おうと思ったら会場が先にブッキングされていて使えなかったりと紆余曲折有り、イレギュラーな仙台サンプラザ開催でした。


まあ、そのおかげで仙台公演が千秋楽になっての参戦だった訳ですが。


達郎さんがよりライブ・コンサートでパフォーマンスする事へ重点を置くようになってから、今年で齢70を迎えた現在に至ってもなお、初めて達郎さんのコンサートにいらっしゃる老若男女の割合はとても高い。世代の引き継ぎがなされているのでしょうね。


リアルタイムで体験出来る、時間を共有出来ている事を有難く感じております。ましてや、バッキングのメンバー含め、職人といいますか、極上のプロ集団を引き連れてのパフォーマンスですから尚更です。


しかも、ツアー千秋楽の仙台2day'sだったからか、アンコールでステージが明転した瞬間、まるで「何が変わったでしょうか?」クイズの如く、コーラスが1人増えていて、それに気付いた瞬間、えーっ!って、声にならない驚きが!


ま、まりやさーん!えーっ!


とてもエグい(褒めてる)サプライズ!

山下達郎コンサート@仙台でコーラスに入る竹内まりや...こんな光景を拝めるなんて、なんて幸せなんだ(T_T)


達郎さん、約3時間という素敵な時間を有難うございました〜!