いいともが終わるからといって、特段なんの感慨も湧かない。
だってここ何年もほとんど観る機会がなかったから。
平日のお昼にうきうきウォッチングしていられるような状況にはなかなかならないし。
けれどもいいともが終わることによるあらたな期待のようなものはある。
タモリさんの今後である。
いいともという拘束具によって本来のちからを発揮できなかったタモリさんが、その拘束具を外すことによって呪縛から解き放たれ、これまで以上にカルト界の帝王として君臨することが予想できるからである。
あるときは日本坂道学会の副会長として、またあるときは自身もトランペットを吹くジャズ愛好家として、しかしてその実体は。
タモリ倶楽部、ブラ☆タモリ、その他もろもろ、他に類をみない独特のセンスでカルト界を牽引し、予定調和の怠惰をかき乱しながらあらたな風を吹かせ続けていくだろう。
とはいえまずは伴侶さまとの長い旅を楽しんで英気を養っていただきたい。