ずいぶん久しぶりな感じがする第73巻も、やはりやはり大盛り上がり。
前巻まででもたいがいふくらみにふくらんでいってたのに、今巻はさらに輪をかけてまだまだネタを注ぎ込んでいく。
破綻せずにきっちりおさまるのかといつも心配になるくらい盛っていくけど、その心配を見事に払拭してきれいに回収していくさまは圧巻。
きっとドレスローザ編もそうなるに違いない。
レベッカと片足の兵隊さんと元剣闘士リッキーとヴァイオレットの関係。
ドフラミンゴの素性。
ローのけじめ。
ドレスローザを襲った悲劇。
忘れていくひとびと。
終盤では因縁のあの集団がやってきて、さらにさらに例のあのひともあのときのあのひとも登場。
エースのメラメラの実はこれで安心?
ドンキホーテファミリー、麦わらの一味、トンタッタ王国の小人たち、ドレスローザのリク王軍、大将藤虎率いる海軍、錦えもんやモモの助、その他豪華登場人物が集結して、果たしていかなる展開が見られるのか。
早くも次巻の発売が待ち遠しいのであった。
――ONE PIECE 巻73〝ドレスローザSOP作戦〟――
尾田栄一郎