プライド | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

ぼくにもプライドはある。


と思う。


たぶん。


っていうか、プライドってことばは実はあんまり好きじゃないんだけど。


どうも自己中心的な響きがそこから感じられるので。


おれにだってプライドはある、とか、あたしにだってプライドはあるのよ、とか、あなたにはプライドってものがないのかしら、とか、一方的できつい印象がある。


まあ、そんな言い方をしてるひとは最近みかけないから、社会的にも減ってきているのだろうけど。


ぼくなら、他人から軽く見られたくない気持ち、とか、そういう言い方がちょうどいい感じかも。


しばしば思うのは、相手のそういう気持ちを無視する人が増えているんじゃないかな? ってこと。


自分のことは一目置いてほしいけど、他人のそういう気持ちなんて知りませんよ、っていう。


古風な言い方をすると、礼を失している、って感じかな。


どんなにひどいクレーマーでも、どんなに役に立たない社員でも、どんなに迷惑な隣人でも、やっぱりぼくやあなたと同じように、他人から軽く見られたくない気持ち、っていうのを持っている。


だから、厳しい対応が必要な時でも、内容は厳しく、けれども態度や言葉遣いは相手のプライド、つまり他人から軽く見られたくない気持ちに配慮するべきだ。


第三者の前で批判しないとか、年下が年上に偉そうにしないとか、そういうのって実はたいせつ。


みんなたいせつにされたいんだよね。


厳しい対応と、横柄な対応っていうのは、ちがうってことを意識しておかなければならない。


理不尽な要求を断る場合でも、相手のプライド、つまり他人から軽く見られたくない気持ちだけはまもってあげないと。


そんなふうに思う。