ルースベルト | (本好きな)かめのあゆみ

(本好きな)かめのあゆみ

かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

どっちかってゆーとスキのないタイプのぼく。


もうちょっとゆるい感じの方がかわいげがでるやろなあとは思いながらも、なかなかそうもいかへん。


性分やから。


そーゆーきっちりさんのぼくやねんけど、こないだ、思いがけへんほどのうっかりさんになってしまってん。


思えば、前の日に、慣れへんボウリングなんかしたのがあかんかったのかもしれへん。


それか、その後の飲み会ではしゃぎ過ぎたのがよくなかったのかも。


朝、いつものように仕事に出かける準備をしててんけど、どうにもいつもとはちょっとばかり段取りが違うような、そんなぎこちなさを感じたんやけど、このときにはもう、兆候があってんやろなあ。


それでもどうにか家を出て、電車に乗っているときに、ふと気づいてしまってん。


あ、ベルトをしてへん!


なんぼクールビズでノーネクタイやゆーても、ベルトなしはあかんやろ。


急に恥ずかしくなってくる。


ながい通勤生活の中で、こんなことは記憶にないわ。


焦るし。


まわりの男性たちの腰のあたりをついつい見てしまってんけど、とーぜんみんなベルトをしてる。


ベルトレスのひとなんていてへん。


そやけど、よくよく考えてみたら、別にベルトしてへんかっても、ズボンがずれるわけでもないから、そもそもベルトなんかいらへんのんちゃうん?


って開き直ろうかなとも思ってんけど、やっぱりそんなに神経が図太くはないから、なんとなくもやもやとしたまま仕事場に着いて、とにかく仕事はしててんけど、やっぱり調子が出えへんかったわ。


この日の朝は、そんなことからリズムが狂ったみたいで、いつもの駅のひとごみの流れにも、あんまりうまく乗れへんかって、こーゆー日もあるんやな、ってもう諦めたってそーゆーこと。