今日の“世界の快適音楽セレクション”のテーマは妖精。
妖精にまつわる楽曲って多そうですよね。
ひとはみな妖精が大好きだから。
はっきりと意識してなくても誰もが妖精の存在を欲しているに違いない。
ゴンチチさんの会話はいつもおもしろいけれど、今日もおもしろかった。
自然が減っていくと妖精も住みにくいだろうね、って話から、確かにアスファルトやコンクリートの妖精っていうのはイメージしにくいね、って続いて、でも現代的な妖精もあらわれてほしいね、ってことになって出てきたアイデアがこれ。
街灯の妖精。
暗い夜道をひとりで歩いている女性のまわりを明るく照らす街灯の妖精たち。
心細さも消えてしまう。
蛍みたいな感じ。
人間の姿を借りた実在の妖精ちゃんも好きだけど、メルヒェンの世界のようなこころやさしい妖精たちもきっといるはず。
でも、妖精ってかならずしもよい妖精ばかりとは限らなくて、意地悪な妖精だっているんですよね。
ところで、日本にはつくもがみっていうのがいますが、それだったら街灯の神(妖怪?)もいるかもしれませんね。
いや、九十九年以上使われていないとつくもがみにはならないから、そんなに長持ちの街灯はないのかも。
そういうふうに考えると、使い捨ての大量消費社会では、長く使われるものっていうのはあんまりなくて、つくもがみの数だって、どんどん減っているのかもしれません。
絶滅危惧種ですね。
そういえば、ぼくのまわりにも九十九年以上前からあるものなんてないような。
いずれ、つくもがみの生き残りによる反乱なんかが起きるかもしれませんね。