今日はNHK-FMのきらクラ!はお休み。
そしてただいま
今日は一日“ザ・ローリング・ストーンズ”三昧
放送中。
ぼくはストーンズよりもビートルズ派なのですが、ストーンズもかっこよいですよね。
っていうか、初期の頃は、ビートルズの曲とそんなに違わないというか、キャリアを積めば音楽界の流行も変わるので、途中で解散したビートルズと比べても、現役続行中のストーンズの音楽が多様なのは当然といえば当然。
それにしても森田美由紀アナウンサー、ブリティッシュ・ロック好きなんですね。
テレビでお見かけする森田さんに比べて、なんだか若々しく生き生きしていて、娘時代に戻っているかのよう。
ストーンズは生きる伝説なんですよね。
ぼくにとっては初めて聴く曲ばっかりだけど、ストーンズはいろいろなチャレンジをしていますね。
もうなんか、全部やりつくしている感じ。
よく思うんですけど、小説でも、芝居でも、音楽でも、すでにもう何十年も前にアイデアは出尽くしていて、あたらしいことなんて、なんにも起こらないんですよね。
ただ、いまを生きるぼくたちにとっては、初めて触れるテイストだったりするだけで。
その道に詳しくなればなるほど、世間であたらしいと思われるアイデアも、過去の誰かのアイデアの焼き直しに過ぎない、ってわかってしまうという。
読んだことのない小説、観たことのない芝居、聴いたことのない音楽。
それはただ単に受け手のぼくが初めて経験するっていうだけのこと。
だけどそれはそれで大切なことだと思う。
いろんな経験を積むたびに、あたらしい発見や、驚きの出会いっていうのは少なくなってしまって、いつかのあれに似ている、ってついつい過去の引き出しのものと照らし合わしてしまったり、先回りして予測の範囲内に収めてしまったり、そんなふうにして世界の色彩が失われ、どんどんモノクロームに近付いてしまう。
カラフルな、極彩色の世界が懐かしい。
感度のよいアンテナと、性能のよい出力機器をもういちどぼくに与えたまえ。
ってそれは自分の努力で取り戻すべきものなんだけど。