裸足でステージに上がるアーティストがイヤ | (本好きな)かめのあゆみ

(本好きな)かめのあゆみ

かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

上野千鶴子さんと湯山玲子さんの対談である

快楽上等! 3・11以降を生きる

に熱烈ハマリ中。


おもしろいったらない。


ものの見方が一般世間とは異世界で突き抜けている。


そしてそれはぼくにはわりと親和性があるのである。


昔のウーマンリブを語る文脈で

メークとパンプスはウーマンリブにとってはタブーの記号だった

だからリブはダサかった

というのがあってなるほどと思う。


そこで上野さんが、フェミニストの小倉千加子さんがウーマンリブをばっさりと揶揄した次のことばを紹介。


――キライなもの、草木染の服を着る女


すると、湯山さんもすかさず、元ピチカートファイブの野宮真貴さんの次のことばを名言として紹介。


――裸足でステージに上がるアーティストがイヤ


いやいや、ぼくは草木染の服を着る女性も、裸足でステージに上がるアーティストも好きだけれども、小倉さんや野宮さんが言いたいことはわかるような気がする。


草木染のナチュラルな風合いもよいけど、凝りに凝ったファッションもたのしいですし、裸足でステージに上がる緊張感とか剥き出し感とか精神性とかなんかそういうこともよいけど、おしゃれなステージにはおしゃれなファッションで上がるのがエンターテインメントとしてうっとりできるし。


特に野宮真貴さんなんかは、ぼくにとってはあこがれの素敵女性で、ピチカートファイブのおしゃれな雰囲気っていうのにうきうきしてましたからね。


おしゃれすることイコール商業主義に乗せられてるとか男性社会に媚びているっていう固定観念こそ自らの主張を歪めていることになるのかもね。


っていうか、女性のおしゃれはもうとっくに男性のためでも商業主義の産物でもなくて、女性が自分の気持ちよさを得るための手段になってるんでしょうけどね。


ウーマンリブの時代ははるか昔のことなのであった。