昨日の夕刊で阿刀田高さんのエッセーを読んだ。
三浦しをんさんの舟を編むを激賞していた。
タイトル
――いいねえ
内容
――いいねえ
若い読者への影響
――いいねえ
とここまできて、
――三浦(しをん)さんは面識のない作家ではない。ご尊父は古事記の権威で、こちらからも私は多くの示唆を受けている。
えっ!しをんさんのお父さんって古事記の権威なの?
実はしをんさんの小説は読んだことがないのだが、断片的に見聞きする情報から察すると、よい小説をかきながらも数々のビロウな逸話を持つツワモノ作家という印象を持っていたのだが、お父さんが古事記の権威となると、その育ちはかなりサラブレッドなのではないか?
もしかしてお嬢様?
印象が変わる。
っていうか、古事記の権威で姓が三浦とくればぼくが知っているのは唯一、口語訳古事記完全版をものした三浦佑之さんだけだ。
調べてみると、果たしてしをんさんと佑之さんは親子であった。
ああ、三浦佑之さんの古事記の解釈はほんとうに人間的で自由だったからなあ。(まだ神代編しか読んでいないけど。)
この父にしてこの子あり。
結局やっぱり納得したのであった。
これをきっかけにしをんさんにも興味が出てくるぼくなのであった。
さて、ぼくの三浦しをんデビューはどの作品がいいかしらん?