売り手の姿勢と買い手の姿勢 | (本好きな)かめのあゆみ

(本好きな)かめのあゆみ

かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

今日はせっかくの日曜日なのに1日中雨でした。


こうして秋は深まっていくのですね。


いつもなら散歩をしながら聴いている

きらクラ!。


今日は家で聴いていました。


アルヴォ・ペルトさんの

鏡の中の鏡

のチェロとピアノによる

オリジナルバージョンが聴けて嬉しかったです。


少ない音で繰り返すシンプルなメロディは

言葉以前の原初的な官能に直接沁みこんできます。


名曲です。


それはさておき

今日のタイトルは買い物にまつわる嬉しい出来事にちなんでいます。


ぼくは以前ハリー・ポッターが流行っていたときに

これは原書で読むべきだ

なんて原書にチャレンジしていた時期があります。


といってもUK版のペーパーバックですが。


それが

1作目の the Philosopher's Stone から

4作目の the Goblet of Fire まではなんとか読み終えて

5作目の the Order of the Phoenix の途中で止まっています。


英語は得意ではないので

ちょっと読むのに時間がかかりすぎてしまい

ほかの本を読みたいなあと読み始めたら放置が続き

今日に至っています。


それで

6作目の the Half-Blood Prince は未読ながらも購入はしていたのですが

7作目の the Deathly Hallows は5作目を読み終えたら購入しようと思いつつ

年月が過ぎてしまいました。


先日ある大型書店に立ち寄ったついでに

まだ5作目は放置しているけれどもそろそろ7作目を購入しておこうと思い立ち

洋書コーナーに赴くと

所定の位置には珍しい装丁のペーパーバックが置いてありました。


見るとまぎれもなくハリー・ポッターです。


その横には小さい注意書きが貼ってありました。


--このシリーズは版元の都合で装丁のイラストが変更されています。


がーん。


油断していました。


本は内容とはいうものの

自宅の書棚に6冊並んでいるペーパーバックに1冊だけ異なる装丁は

なんだか落ち着きません。


手に入りにくくなると

俄然欲しくなってきます。


なんとか入手すべく

あちらこちらの書店や古書店を巡りましたが

不慣れのせいで見つけることが出来ません。


ネットでも調べましたが

現物を見ないことにはどうも不安です。


注文して新しい装丁のものが送られてきたらがっかりもいいところです。


そしてだめはもともとという気持ちである大型書店に電話をしてみました。


電話に出た店員さんに事情を説明すると

速やかに探してくれました。


輸入元には多数の在庫があるとのこと。


このシリーズのペーパーバックにもいろいろな種類があって

AサイズとBサイズとか

UK版とUS版とか

最後は手持ちの本のISBNコードまでお伝えして

目的の本を特定してもらいました。


無理かなと思っていた本が見つかって本当に嬉しかったです。


電話でその気持ちを店員さんにお伝えしました。


実はほかの書店の店員さんには

調べもせずに

版が変わるとその前の本は古書市場にしかありません

なんて言われていたもので。


店員さんのスキルにも程度の差はありますからね。


諦めなくて良かったです。


依頼する客の側もできるだけ店の側が良い仕事が出来るように

良い依頼をする姿勢

たとえば

正確な情報とか丁寧な言葉遣いとか忙しい時間帯を避けるとか

が必要なんでしょう。


上手に聴きとって上手に調べてくれた書店員さん

どうもありがとうございました。