時をかけるのにふさわしいのは | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

時をかけるのにふさわしいのは

もちろん

少女

ですよね。


時をかける少女

が最もしっくりきます。


時をかける少年

時をかける中年

時をかける祖父

時をかける小児

時をかける姉妹

時をかけるお嬢

時をかける探偵

時をかける刑事

時をかける噺家

時をかける教授

時をかける僧侶

and more.


こうやってあげてみると

案外ほかにもしっくりくるような気もしてきました。


それはさておき

最近立て続けに

時をかける少女

を観ました。


2006年の細田守監督のアニメと

2010年の谷口正晃監督の実写。


どちらも

仲里依紗さんが主演なんですよね。


筒井康隆さんの原作のその後

みたいなお話でしたが

原作にシンプルな力強さがあるだけに

捧げられたこれらの作品も

観ていてぐっときました。


タイム・リープものは数あれど

少女が他愛もなく時をかける

っていうこの世界観は鉄板ですよね。


なんかタイム・リープって

たのしいっていうより

切ないって感じます。


結局のところは

やっぱり

いきているいまこのときをたいせつに

ってことなんですよね。


文字で書くとあまりにも普通過ぎるんですけど

これに尽きると思います。


過去は変えられない。

けれども

いまをたいせつにして生きていくと

いずれ過去の意味が変わってくる。


そういうふうに思いながら

過去にとらわれず

過去をとじこめず

に生きていけたらなあ。