芥川龍之介さんが
その35年の生涯を閉じたのは
今から85年前の
1927年7月24日。
その命日は
同じ年に発表された作品から
河童忌
といわれています。
ちかごろ
新聞の短歌や俳句の欄を
よく読むようになっているのですが
(以前はまったく見向きもしませんでした。
いったいこのページはどんなひとが読んでいるのだろう
と思っていたのでした。)
先日
長谷川櫂さんが
芥川龍之介さんのこんな俳句を
紹介している記事を目にしました。
兎も片耳垂るる大暑かな
いいですね
この俳句。
素人のぼくだから
なんだかかわいい句だな
って感じます。
兎だって暑い夏。
両耳じゃなくて片耳だけが垂れているのがおかしくて
でもなんだかその感じはわかります。
兎も
っていうのも字足らず。
これも狙いなんでしょうね。
萌えます。
芥川龍之介さんの俳句としては
青蛙おのれもペンキぬりたてか
っていうのだけかろうじて知っていましたが
この俳句も小説からは想像できない
ユーモアが漂っていてギャップ萌えです。
こういう俳句ばっかりじゃないんでしょうけど
芥川龍之介さんのこういう一面も
ファンとしてはうれしいですね。