思いつきで作品年表をつくってみた。
というのも川端康成さんの千羽鶴を読んでいて
どの時代に何歳くらいのときに書いた作品なのだろうと気になったからだ。
こうしてまとめてみるといろいろと楽しい。
誰と誰が時代が重なっているとか。
生まれた年順に並べ替えてもおもしろいかもしれない。
必ずしも代表作というわけではないので誤解が生じる可能性もあり。
ちなみに
明治元年は1868年
大正元年は1912年
昭和元年は1925年。
大正3年ごろ こころ 夏目漱石(1867-1916)
大正5年ごろ 高瀬舟 森鴎外(1862-1922)
大正7年ごろ 地獄変 芥川龍之介(1892-1927)
大正10年ごろ 注文の多い料理店 宮沢賢治(1896-1933)
大正10年から12年ごろ 暗夜行路 志賀直哉(1883-1971)
大正13年ごろ 檸檬 梶井基次郎(1901-1932)
昭和15年ごろ 夫婦善哉 織田作之助(1913-1947)
昭和17年ごろ 山月記 中島敦(1909-1942)
昭和18年から23年ごろ 細雪 谷崎潤一郎(1886-1965)
昭和22年ごろ 斜陽 太宰治(1909-1948)
昭和22年ごろ 桜の森の満開の下 坂口安吾(1906-1955)
昭和24年から28年ごろ 千羽鶴 川端康成(1899-1972)
昭和35年ごろ 蒼き狼 井上靖(1907-1991)
昭和37年ごろ 砂の女 安部公房(1924-1993)
昭和一桁がぽっかりと空いているのは
たまたまぼくのセレクトによるものなのかどうかも気になる。
昭和10年代が空くほうがわかるような気もするのに。