原題は
The Gashlycrumb tinies
Aはエイミー かいだんおちた
Bはベイジル くまにやられた
Cはクララ やつれおとろえ
Dは・・・・
AからZまで
こんな調子の文章に
独特の線描が添えられた
おとなの絵本。
ブラック・ユーモアがたっぷりです。
子どもたちが恐ろしい運命に出会うさまを
アルファベットの順に描きます。
表紙には
死神風の紳士が
大勢の子どもたちの保護者然として
立っている線描。
く くらい。
おそろしい。
毒が強すぎる。
けれどもなんだかニヤリとしちゃう。
これをおもしろがるのは
現代人の病なのか。
ちなみに原文は
A is for Amy who fell down the stairs
B is for Basil assaulted by bears
C is for Clara who wasted away
D is ・・・・・・
柴田元幸さんの訳が絶妙。
-ギャシュリークラムのちびっ子たち
または 遠出のあとで-
エドワード・ゴーリー
柴田元幸 訳