君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪は降りつつ
光孝天皇
新年 あけましておめでとうございます。
本年が個々のみなさんが
自分なりに幸福だと思える
そんな素敵な1年に なりますように。
もちろんぼくも。
まだ少し時期が早いですが
いい感じの歌ですよね。
あなたに贈ろうと
まだ寒さの残る初春の野に出て
若草を摘んでいます。
そんなわたしの衣の袖に
雪が降り続いています。
絵になります。
しんとします。
寒さのなかのあたたかさ。
たいせつなあなたをよろこばせようとして
なにかを考えているときの心情は
どんな暖房器具よりも
全身をあたためてくれます。
ぜいたくな時間空間でもあります。
こたつでみかんも捨てがたいけれども
寒さにおっくうにならずに出かけましょう。