12月17日から3月18日まで
横浜美術館で開催の
松井冬子展 世界中の子と友達になれる
に興味津々。
公式ホームページに
主な出品作が掲載されているので
ご存じない方はぜひご覧あれ。
(http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2011/matsuifuyuko )
画家の松井冬子さんの作品
好きなんですよね。
妖しくておぞましいまでのその美。
目を背けたくなりつつも
目を離せないという。
毒をもって毒を制すというか
カタルシスというか
予備知識なしで彼女の作品の前に立った
多くの人
特にナイーヴな女性は
自分の内面のことばにならない感情を
目の前に見せつけられたかのように感じ
自然と涙が溢れてくるといいます。
作品につけられたタイトルも好き。
《世界中の子と友達になれる》
《優しくされているという証拠をなるべく長時間にわたって要求する》
《この疾患を治癒させるために破壊する》
《浄相の持続》
《夜盲症》
《盲犬図》
《引き起こされた不足あるいは過剰》
《陰刻された四肢の祭壇》
《終極にある異体の散在》
《喪の寄り道》
ね
文学的でしょ。
上で紹介した公式ホームページにある
各作品につけられたコメントもぼく好みで素敵。
横浜だと遠くて行きづらいなあ
と半ばあきらめかけていましたが
先日の新聞の夕刊で
特集が組まれていて
やっぱり行きたくなりました。
まだ始まったばかりだから
なんとか機会をつくりたい。
ついでに東京まで足をのばして
ひさびさにブラ★タカシをやりたい
って思っています。
狙いは
関連イベントとして
2月11日に開催される
アーティスト・トーク
「知覚神経としての視覚によって覚醒される痛覚の不可避」
松井冬子さんが自らの東京藝術大学の博士論文を
講演形式で紹介してくれるそうですよ。
お近くの方はぜひどうぞ。