カキフライが無いなら来なかった | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

文筆家のせきしろさんと

ピースの又吉直樹さんによる

自由律俳句集の第1弾です。


ぼくは第2弾の

まさかジープで来るとは

から読みましたが

第2弾より

この

第1弾の方が

幾分強く活気が感じられました。


だいたいどの世界でも

ファーストの方が

未知なるエネルギーにあふれているものです。


せきしろさんと又吉直樹さんの

メンタリティが似通っているのか

どちらの作品もやさしくてときにシニカルに

仕上がっています。



又吉直樹さんの作品では

 モータープールでは泳げないと知った夏の日

 ハンドを自己申告する小学生

 まだ何かに選ばれることを期待している

がぴぴっときました。


短文では

上京してきて最初に住んだ家が

偶然

太宰治さんがかつて住んでいた場所に

建て替えられたアパートであったことに

気づいたいきさつを描いた

 ファーストキスが太宰の命日

幼なじみの女の子との

幼少時代と今の交流を描いた

 オハヨウが言えなかったサヨナラは言おう
が興味深かったです。


自虐的なさびしいユーモアが好きです。


自由律俳句

いいですよ。


ちなみにぼくも

アメブロのなう

で自称自由律俳句を垂れ流し中です。


よろしければご覧ください。



-カキフライが無いなら来なかった-

せきしろ×又吉直樹