筑波嶺の      陽成院 | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

筑波嶺の 峰より落つる みなの川

恋ぞつもりて 淵となりぬる


陽成院






峰から落ちるひとしずくの水が

やがて川の深き淵になるごとく

ほのかな恋心も積もり積もって

深い思いになってしまった

ってどれだけダイナミックなんでしょうか。


さらに韻が巧みに踏まれていて

うつくしいメロディーを奏でています。


なにぬねの

とか

まみむめも

の組み合わせのことばは

なんとも甘い響きですよね。