ぼくたちは
うまれてからいままでに
ふれたり
みたり
きいたり
かいだり
あじわったり
したものを
すべてきおくのなかにとどめている。
それは
四次元ポケットのようなもの。
イメージさえすれば
いつでも
すきなときに
すきなきおくを
とりだすことができる。
さいしょはすこし
まちがえたり
ほかんばしょがわからなくて
さがしだせないこともあるけれど
まいにちれんしゅうすれば
だんだんとじょうずにとりだせるようになる。
うれしいきおくは
うれしいままに
はらだたしいきおくは
すこしマイルドに
かなしいきおくは
うつくしく
たのしいきおくは
よりたのしく。
どうでもよいきおくは
とりだしてもとりださなくても
かまわない。
けれどももしかしたら
どうでもよいきおくを
じょうずにくみあわせると
すてきなきおくに
かわるかもしれないね。