たまたま何の気なしに
NHK教育で
ソルジェニーツィンと大統領たち
という番組を観て釘付けになってしまいました。
ソルジェニーツィンさん
名前だけは知っているのですが
作品は1冊も読んだことがありませんでした。
番組で引用されていた言葉は
ぼくにとっては
とても力があって魅力的なものでした。
これで興味を持ったので
ぜひとも読みたいと思います。
(いつになるかは分かりませんが。)
ソ連時代からロシア時代まで
これほどまでに政治に影響を与える
文学者(思想家?)だったとは。
日本でここまでの人は皆無ですよね。
村上春樹さんや
大江健三郎さんは
多少は影響を与えているかもしれませんが
どちらかというと日本の文学者のみなさんは
政治とは距離を置くことが
全うな文学者のありかただと
思っておられるように感じます。
いやあ凄い番組でした。
普段なら難しすぎて
観る気が起きなかったでしょうけど
気分がマッチしてくれて良かった良かった。
番組スタッフの構成力の為せる業だったのかなあ。
それはともかく
現在のロシアの民衆の半数が
レーニンやスターリンなどの
共産主義時代の指導者への回帰を
求めているという話は
ショッキングでした。
それほど
自由化の今の指導者たちへの信頼は
揺らいでいると。
(だから北方領土などに
国民の目を向けさせて
批判の矛先を逸らさせようとしているのでしょう。)
いくらなんでも
それは自国の歴史への知識がなさすぎです。
スターリン時代の復活なんて
絶対に求めてはいけませんよ。
どう考えたって暗黒時代だったでしょうから。
(いや暗黒だったのは知識人にとってだけで
無辜の民衆にはそうでもなかったのかな?)
で我が国のことを振り返ると
決してよそごととは思えませんよね。
それに
日本の現在のあり方が
良くも悪くも
決してグローバルスタンダードではないことと
そもそも地球上に国家のあり方の
スタンダードなんてない
っていうことを感じました。
資本主義
ってう言葉も
国によってその取り扱いは実に
さまざまなのでしょうね。