そのむかし
なにかで聞いたのだか
読んだのだか。
それほど親しくない知人と二人でいるときに
予期せぬ雨が降ってきました。
ケース1
知人は傘を持っていませんでしたが
たまたま自分は手元に傘を2本持っていたので
1本を知人に貸して二人とも雨に濡れずに済みました。
ケース2
知人は傘を持っていませんでしたが
たまたま自分は1本だけ傘を持っていたので
二人でその傘に入り
結局二人ともそこそこ濡れてしまいました。
えーっと
なにが言いたいのかというと。
ケース1の場合は
自分に余裕があるなかで
自分に影響がない程度に
相手を支援している
っていう状態です。
ケース2の場合は
自分のことで精一杯の環境で
相手を支援すると
自分にも影響が出るけれども
それでも相手を支援する
っていう状態です。
あいまいな設定なので
何が正しいとかはないんですけど
近頃そういうことも考えます。
ぼくもよく言うフレーズで
今は自分のできることをしっかりとやっていきたい
っていうのがありますが
これって要注意フレーズですね。
意識のベクトルがどこを向いているかによって
かなり意味合いが変わります。
自分に出来る支援が何かを
模索する姿勢があるなかでの言葉なら
とてもいいことだと思うんですが
自分の生活はできるだけ何も変えない範囲で支援したい
っていう姿勢だと
ちょっと違うんじゃない
って感じになってしまいます。
テレビで誰かが
微力だけど無力じゃない
って言ってましたが
なかなかいい言葉だと思いました。
とりとめもないことを
そこはかとなく書き留めてしまった
そんな年度末最後の土曜日。