小中学生のころの読書といえば
星新一さんのショートショートか
多湖輝さんの頭の体操
でした。
おとなになってからも
短編集はたくさん読んでいますが
やっぱり長く読み継がれる短編作品には
それ相応の力があります。
(最近の短編は
読んでるときは
凄く楽しかったり
感激したりするけど
しばらくすると
何の印象も残っていなかったりします。
いや
ぼくの感受性が弱っているせいかも
しれません。)
今日のように
清々しく晴れた秋の日には
午後の恐竜
を思い出します。
本が手元に残っていないので
記憶だけなんですが
人間が死の間際に
それまでの人生が
走馬灯のように思い出されるように
地球もその最期を迎えるときには
走馬灯のように
過去の幻が浮かぶというような
話だったと思います。
パニックになることなく
淡々とそれを迎える家族の姿が
なんとも切なくて
ぼく好みでした。
また買って読んでみようかな。
-午後の恐竜-
星新一