コミックです。
この作品
前から好きだったんですけどね。
手を出したら何だかきりがなさそうなので
あえて我慢していましたが
とうとう購入してしまいました。
しかも
最新の第二二集から。
これから揃えていくことになりそうです。
久米田康治さんが
売れ筋を狙って描き出す
萌え系の女子生徒たちが
これまた売れ筋の
眼鏡
和服
の
絶望先生と
斜に構えた
皮肉たっぷりの
ブラックユーモア系のネタを
淡々と織り成していきます。
文学作品をもじった
各話のタイトルも楽しみです。
テーマは毎回
各界の法則的なものを借用して
それをリアルタイムの世界に応用して
披露していきます。
社会風刺的な
視点でもあります。
今集では
第211話 知りすぎて普通の男(凄すぎて普通になってしまうものどもの話)
第212話 悦子立場逆転(弱い立場の方が何故か強気に出る逆下克上の話)
第213話 戸棚の奥のソクラテス(薄っぺらいものほど奥行を求める話)
第214話 滑りゆく新世界(何か新しいことをやりたかったんだろうと思われる話)
第215話 身代わりひな人形のラブソング(責任転嫁の無限連鎖の話)
第216話 ルールとミミ(ルールをつくる立場の者の横暴に振り回される話)
第217話 起承転結を思ひがけんとすれば(さわりだけでオチがない話)
第218話 オンリー・ハル・キラー(オンリーワンであることを証明させられる無理な話)
第219話 たわむれにリスクを背負いて(背負わなくていいリスクをわざわざ背負っている人たちの話)
第220話 繋がれた毎日(奴隷の鎖自慢の話)
というラインナップです。
くすくす笑えます。
奴隷の鎖自慢の話で出てくる
アイドルグループのあこぎな商売なんて
実に屈折していて
でもまことしやかです。
-さよなら絶望先生 第二二集-
久米田康治