誰もいない休日の小学校のプールの青。
わずかに木洩れ日が射し込むだけの
どこまでも続く森の緑の小路。
アスファルトの道路に落ちているセミの死骸。
地球温暖化を無視して
ガンガンにクーラーを効かせた部屋で飲む
キンキンに冷えたビール。
冬のフィンランドでサウナの後に飛び込む
雪中の湖
あるいは
熱湯風呂のあとの氷風呂
夜道で誰もいないはずの背後に気配。
砂漠の夜。
ツンドラの上で大の字になって昼寝。
滝行。
水風呂。
雪に埋もれる。
白鳥の湖。
富士山頂。
夏の終わりの海風。
こういうことを考えていると
その瞬間だけは暑さを忘れられる
ような気がして
イマジネーションの力の凄さってものを
あらためて感じる。