好みの文庫 | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

小説は

単行本派ではなく

文庫派です。


スペースが狭くてすむのが

いいです。


(ときどき一目惚れで単行本も買っちゃいますが)


昔は区別がなかったんですけど

いつの間にか書棚には

新潮文庫が集まっています。


以前

読書好きな同僚4人で集まって話をしていて

ぼくが

新潮文庫が多い

というと

同僚たちは

新潮文庫は紐があっていいよね

っていっていました。


ぼくはどの文庫にも

紐がついていると思っており

たまに紐なしの文庫に出会うと

不良品かな

と勘違いしていたくらいです。


っていうか

同僚たちの詳しさにびっくり。

それって有名な話なの?


で、同僚の2人は

岩波文庫が好き

と口を揃えていいました。


理由をきくと

なんとなく格調が高そうだから

と。


そんなもんなんですかね。


もう1人の同僚は

作品で選ぶので出版社は気にしない

と。


カッコいい。

っていうかそれがそもそも

あるべき姿ですよね。


その後も

ぼくは新潮文庫に一途になっているわけですが

ふと気づきました。


好きな作家の作品で

新潮文庫にはなくて

他の文庫にはある作品があるぞ

ということに。


現役作家さんなら当然だと思っていましたが

カフカや中島敦でもそうだということに。


例えば

カフカ。


新潮文庫は

変身、城、審判。


全部読みましたが

岩波文庫には

短篇集、寓話集、断食芸人

などなど。


まだまだ読める本があるってことですね。


ところで

各文庫には本好きには常識っていうような

それぞれの特色が

あるんでしょうか?