久しぶりに
カラーで夢をみた。
自室の
クローゼットのフローリングの床に
長さ約3センチメートル
幅 約5ミリメートル
の亀裂が生じ
その暗黒の中から
カラフルなコックローチたちが
次から次へと
現れて
部屋中を
蹂躙していくというもの。
ぼくは
コックローチは嫌いなんだけれども
その色彩たるや
実にビビッドで
熱帯的。
それぞれのコックローチたちは
単色なんだけど
それらが集まって
極楽鳥をほうふつとさせる
目にも鮮やかな
色合いに
しばし
それが
コックローチであることを忘れて
魅入ってしまうほどだった。
気持ち悪いはずなのに
目が離せない。
変な夢だった。
夢は
無意識
深層心理
の現出というけれど
一体
どういうことから
こういう夢が
出来上がったのだろうか?
フローリングの亀裂を
セクシャルな意味に捉えたくもなり
カラフルなコックローチたちを
不安と希望が
ないまぜになった感情と
捉えたくもなり。