相手に「伝わる」話し方 | (本好きな)かめのあゆみ

(本好きな)かめのあゆみ

かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

池上彰さん

人気ですね。


先日

ふだんあまり本を読まなさそうな同僚(失礼!)が

雑談中


池上彰さんの説明はホンットに

分かりやすいなあ。

どうすればあんなふうに説明できるんだろう。


と言っていたところ

たまたま帰りに寄った書店でこの本を発見。


思わずお買い上げ。


発行は8年前ですが

池上彰さんがブレイクし始める

頃でしょうか?


もともとぼくも池上彰さんには

好印象を持っていて

週間こどもニュースのお父さん時代には

随分お世話になっていたものでした。


あれは画期的でしたね。

実はおとなもよく分からずに

ニュースを聴いていたんですよね。


学校でもっと社会というか世間というか

世の中の仕組みを教えて欲しかったですよね。


と前置きが長くなりましたが

この本自体が

その名にたがわず

分かりやすくてよく伝わりました。


伝える

伝わる

全く次元の違う行為なんですよね。


で、本の内容ですが

テクニック的なことも後半には

申し訳程度に書いてあるんですが

池上彰さんが

NHKに入社してから

これまで(8年前まで)の仕事ぶりが

よく分かって面白かったです。


ぼーっとは仕事してないなあ

と。


常に受け手の状態を想像して

受け手にきちんと届くやり方を

模索し続ける姿勢が

何より大事だというのは

ぼくも同感です。


技術は模索の結果なんですよね。

技術だけ真似ても

姿勢が伴っていなかったら

却って伝わりません。


それとNHKの記者の

仕事の流れみたいなものも

参考になりました。


そうやって番組ができているのかあ

と。


あと、


手垢のついた使い古された表現では

何も伝えていないのと同じ。

自分の言葉で伝える。


というのもそのとおりだなあ

と思います。


ぼくもこれ以上無理と諦めずに

試行錯誤を続けていこうと思います。


蛇足ですが


恋人同士の会話で

分かり易さをもとめるのは

きっと

興醒めと思います。

恋人同士は

あくまでも微妙なニュアンスが大切。

(本書にこんなことは書いてありません。)



-相手に「伝わる」話し方 ぼくはこんなことを考えながら話してきた-

池上彰