わたしはあなたの顔や性格がどうであっても
あなた自身を愛しています
こう口説かれたら
うれしいか
うれしくないか
それは何故か
土屋先生とゼミの学生の
ゆるい議論をまとめた1冊です
あなたの身体は洋服と同じで
道具に過ぎず
決してあなた自身ではない、と
あなたの身体を愛するものは
あなたの洋服を愛しているのと
大差ない、と
あなたの性格すら
道具に過ぎない、と
唯一不変なものは
あなたそのものであり
それは身体や性格を
操るものである、と
相変わらずのソクラテスぶりには
そんな無茶な
と笑えますが
論理の展開や
目に見える常識を疑う態度
本質に迫るモノの見方には
考えさせられます
-哲学塾 もしもソクラテスに口説かれたら-愛について・自己について-
土屋賢二