どうも、王下です。












急に寒くなってきましたね。
薄手の長袖では事足りず、ついに冬モノのアウターを着ました。


冬はもうすぐそこまで近づいているんだなぁ。



でも、今日もまたいい陽気でなかなか定まらんなぁと。
服は何着たら良いんだ?と迷いに迷ってしまいますね。



ハッキリして欲しいぜ、秋の陽気。


















そんなこんなでこんな本を読みました。




















浅田次郎 著

『壬生義士伝』


















浅田次郎の代表作と言っても過言ではない作品であります。
ずいぶん前に映画されたりした長編小説です。




この作品は僕の大好きな幕末が舞台です。




幕末と言えば、やっぱり新撰組です。



この作品も新撰組の吉村貫一郎という実在した人物の話なんですが、本人目線の話と言うよりは、吉村貫一郎の周りにいた人達から見えた吉村貫一郎の話と言うか。


実際インタビューをした訳でもないのですが、インタビュー形式になっていて、フィクションなんだけどノンフィクションで、ノンフィクションなんだけどフィクションっていうなんとも面白い作品でした。


それから、吉村貫一郎というあまりにも目立たない新撰組隊士を取り扱ってるところにセンスを感じます。

歴史的に見てもなんの功績も残していない。でも、そういう人達がいたからこそ今の世の中がある訳です。




そして、この話は、一途に家族を愛した男の話で、世の中のサラリーマンのお父さんとあまり変わらない男の話なんです。




新撰組を会社と置き換えて考えてみると結構面白いですよ。





そういう考え方もあるかと。





でも、やっぱり幕末という激動の時代に翻弄されながらも生きている人間の話でもあるのでとても見応えがあります。










この吉村貫一郎、東北の出身で、話の中で東北の美しい景色がよく描かれていて、実際にその景色を見てみたくなりました。






いつか東北に吉村貫一郎を訪ねに行きたいと強く思いました。







やっぱり歴史小説は面白いなー。















では、また。