
ついに東京にも雪が本格的に降り始めた。
早くもかなり積もっている。
今日の朝とか昼にはそんな気配はなかったけど、
夕方ぐらいからだろうか。
まるでどっかのクリスマスソングみたいに
雨は雪に変わって、積もるまでになった。
世界はあっという間に黒色から銀色に変わった。
あっという間だった。
寒さに震えながら歩いた帰り道はちょっとだけわくわくした。
iPhoneのカメラを空に向けながら何枚も写真を撮った。
両手に荷物を持っているにも関わらず、
なんとか写真を何枚も何枚も撮った。
家に着いた頃には、靴には水が入っていて靴下はちょっと濡れていた。
ノートパソコンのケースも雪がかぶっていた。
トートバックの中にも少しだけ濡れていた。
ちょっとしたことで日々に光が差し込む。
ちょっとしたことで日々は変わる。
もういっそのこと、傘なんていらない天気じゃないか?とも思えてきた。
子供の頃みたいに、傘を持たずに外を走って、雪にダイブする。
思い出、フラッシュバック。
いろんな思い出が目を閉じれば浮かんでくる。
あの頃みたいに傘を持たずに外ではしゃぐことはないけど、
心の中ではその気持ちはまだ少しは残っている。
あの頃の思いはまだ残っている。
いや、もしかしたらそのままかもしれない。
雪降る東京の空の下、こんなことを思った。
明日には雪は溶けているのかな。