夢想旅団と空から降る言葉たち | TAKASHI BLOG

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移ろい行く日々の中で思ったことを心のままに描いていこうと思います
presented by takashings since May 19th 2006

こんにちわ

この手紙を読んでいる頃はいったい君はどこで何をしているんだろう?

そんなこともわからないまま手紙を書くのはなんか変な感じがするけど、

手紙を書くってことをやめない僕から君へ送ります


最近の調子はどうだい?

確か、最後に仕事が忙しいって言っていたっけ

でも、本当にやりがいのある仕事って君が言っていたから、

簡単には折れないだろうけど、

あんまり無理しないでね


そういえば、この前エイミーっていう子が

アップルパイを作ってくれたんだけれど、

その味が本当においしかったんだよ!!

この味を君にも伝えたいんだけど、

こういう幸せが君にも簡単に伝えられないのは悲しいことだなって思います


僕は今、自分でもどこにいるかわかりません

この夢想旅団の船はどこを飛んでいるのか知っているのは

ここにいる船長だけなんだけど、

その船長は僕にこういって教えてくれないんだ


「今の自分のいる位置を知ってどうするんだ?

そこにいるからって僕らは何もできないんだ

ただただ風に身を任せ、その中で感じることが大切なんだ」


このこと、君にもわかるかい?

でも、何となく知っていたら君にも会いに行けるかなって思うんだけど、

知らないなら知らないなりに

この手紙を空に渡せばきっと風が君の元に運んでくれるなんて根拠のない自信と思いがあります


まだ僕のこの風はやまないけど、

きっとまた君の元に行けると思います

そのときはどうか僕のこと、抱きしめてください


そのときが僕の夢想旅団の船を下りるときなんだろうなって思う

だから、そのときまで待っていてください


では、またいつの日か、虹の足がかかる場所で