自分はむかし、神社のお守りに何が入っているのか気になり、家にあるお守りを片っ端から開いたことが有ります(罰当たりだね)
結果よくわからない紙切れが入っていて、落胆したのですが・・・
この紙切れは「内符」と呼ばれており、様々な祈りや願いが込められているそうですよ。
でも開けちゃいけないとか言われると、つい開けたくなりますよねー
というわけで今回はショアアングラーの正装、ゲームベストの中身を開けてみたいと思います。
縫製をほどいて中身を出すと救命胴衣として機能しなくなるので、ユーザーの皆さんは絶対マネしないでくださいね。
今回の被害者はこちらBSJ-26RS シノビ
リバーからサーフまでオールマイティに使えるゲームベストです。
まずは彼の浮力体を取り出し
黒い布を剥ぎます。
すると中から白いカタマリが!
※浮力体の中身は製品により異なります
カタマリは薄いフォームの集合体で
部分によりフォームの大きさが異なり
部分的に接続されています。
この薄いフォームの一枚一枚が浮力の源(EPE)で
接続部以外は体にフィットする様柔軟に動きます。
案外複雑な構造をしていると思ったのではないでしょうか。
ちなみにライフジャケットの中身について、巷では発泡スチロール(PS)が入っている等と言われていますが、発泡スチロールは強度が保てないほか劣化が早いため使用出来ません。
BLUESTORMの固型式ライフジャケットの中には発泡ポリエチレン(EPE)や、ポリ塩化ビニールフォーム(PVC)等を積層させたものが入っています。
型式品の場合これら部材に耐油試験が課されており
型式承認基準の試験基準に則り、一定時間油に触れても性状が変質しないことを確認しています。
また、浮力体の形状や組み合わせにもこだわりが有ります。
上は開発スタッフが浮力体を調整している様子です。
十分な浮力を確保する事は言わずもがな、フォームにスリットを入れ、可動域を設けたり体に触れる部分には柔軟性に富む素材を挟んだりします。
試行錯誤を繰り返し、アングラーがフィールドに立った時のことを考えながら開発が進みます。
今の時代パソコンでちょちょいと弄れば完成しそうな気もしますが、最終調整は手作業です。
BLUESTORM製品の多くは、自社内で開発が進みます。
自社開発・自社製造と言えば聞こえはいいですが、大変な部分も有るようです。
そんなわけでゲームベストにはちょっと複雑な浮力体と、開発スタッフの想いが詰まっていました。
お守りと一緒ですね。(開けちゃだめだよ)
以上「ゲームベストには何が入っているの?」でした。
営業部 酒井
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