拙著『ブラバンから吹部へ』(浦澄彬名義)発売と、昨今の部活絡みの問題について
拙著『ブラバンから吹部へ〜昭和、平成、令和の高校吹奏楽研究』(浦澄彬名義)発売と、昨今の部活絡みの問題について
最近、部活絡みの事件や世間の話題が多い。新潟の北越高校バス事故は、本当にいたましい限りだ。また、部活の地域移行をめぐるドタバタは、ネット上で話題になっている。
吹奏楽部に話を絞っても、昨今の物価上昇、円安のあおりで、金管楽器や木管楽器、打楽器の値段は上がる一方だ。かつて昭和、平成にブラバンをやっていた今の親世代には、自分の子どもたちが学校で吹部(と、今は略して呼ぶ)に入るとなると、担当楽器によってはとんでもない高額の出費を強いられかねない。だから、子どもが自分たちと同じように吹奏楽をやることを、手放しで喜んでいられない世情になってきた。
おりしも、令和の吹奏楽ブームを巻き起こした京アニ作品のアニメ『響け!ユーフォニアム』が最終章を映画化して、大ヒットしていることも、感慨深い。
こういった令和の吹部関連の問題について、筆者は昭和以来のブラバン老人としてエッセイにまとめた。自分自身のブラバン時代の昭和、教員になってブラバンの顧問や指揮者もやった平成、プロの物書きとして音楽現場の取材も経験し、自身も30年ぶりに現役高校生たちと同じステージで演奏した令和の吹部体験。3世代のブラバン=吹部の内情や課題を、実体験や取材をもとにエッセイで書いたものを、1冊にまとめた。今こそ広く読まれるべき唯一無二の論考であり、貴重な体験談も収めたエッセイ集として、電子版で発売した。
↓
※最新音楽エッセイ、電子版で発売開始!
『ブラバンから吹部へ 昭和、平成、令和の高校吹奏楽研究』(浦澄彬 著)
《公立高校の吹奏楽部の楽器問題は、これからますます悪化して、活動自体を難しくしていくかもしれない。世間で、アニメ作品やバラエティ番組の影響もあって吹奏楽部がもてはやされいている足元では、学生吹奏楽の根底が揺らぎ出している。
ブログ連載のエッセイ「吹奏楽今昔」と、吹奏楽レビュー多数。noteで連載した「昭和と平成の音楽教育がちっとも変わらない件について」の論考も含む。》
ブックウォーカー版
https://bookwalker.jp/ded46ae45e-9b5b-4117-bb6b-2591f4c78049/
kobo版
Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0GZ93C63X
前置きとして、これだけは言っておこう。
公立中高の吹部は、ここ数年で多くが消滅するか、少人数化して他校と合同でしかコンクールに出られなくなるだろう。さらに、今は強豪としてバラエティ番組で取り上げられたり、高校野球の甲子園大会の応援演奏で全国にその名を知られたりしている私立中高の吹部も、多くはこの先の数年で、楽器の高騰や資材不足、少子化の煽りを食って危機に陥るだろう。
論より証拠。
現在の日本国内で、吹部活動のための金管・木管・打楽器の価格は、高くなりこそすれ、安くなりはしない。その一方で、全国津々浦々の小中高校生の親世代は、日本国の経済悪化・国力衰退のせいで、ますます可処分所得は減少し、子どもに高額な楽器を、たった数年間の部活のために買ってやることは相当難しくなる。だからと言って、公立学校の部活予算は増額どころか、「部活地域移行」の進展でますます減らされていく。つまり、学校の部活で管楽器(弦楽器はもっとだが)をやりたくても、「もーむり」な時代なのだ。
戦後日本の文化芸術の一面を担い、世界に稀な吹奏楽王国を築いた「ブラバン=吹部」は、国力の衰えとともに、いわば元の木阿弥となっていく運命にある。戦前、大正や昭和初めのように、管楽器や弦楽器といったクラシック音楽をやるのは一部の富裕層だけ、ということにもなりかねない。
ではどうしたらいいか?
そのヒントになるような話を、拙著の中で、実体験に基づいて書いた。もちろん、こうという処方箋はないが、これからどうすべきか、ヒントは散りばめてある。
吹奏楽関係者のみならず、教育関係者、親御さん達、そして現役の吹部の子ども達にも、ぜひ一読を薦めたい。
最後に、本書の内容をエッセイ連載する途中、トラブルに巻き込まれて多数の記事をネット上から削除せざるを得ない仕儀とあいなった。
今回、本書の中に大部分の内容を盛り込んだが、本書発売に合わせて、ネット記事もいくつか「限定公開」の形で再公開した。以下、そのリンク先を記す。さまざまな事情で本書を手に取りにくい方にとっては、このネット記事を閲覧可能な「アメンバー」になってくださるという方法もあることを、お示ししておく。
↓
記事リンク先
(限定記事)
https://ameblo.jp/takashihara/amemberentry-12874769066.html
https://ameblo.jp/takashihara/amemberentry-12879707349.html
https://ameblo.jp/takashihara/amemberentry-12892039117.html
https://ameblo.jp/takashihara/amemberentry-12951519765.html
https://ameblo.jp/takashihara/amemberentry-12957460017.html
https://ameblo.jp/takashihara/amemberentry-12958292059.html
https://ameblo.jp/takashihara/amemberentry-12958508556.html
(一般公開記事)
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12851214037.html
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12851538849.html
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12894660068.html
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12902164338.html
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12952889086.html
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12957560048.html
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12965117016.html
https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2025/08/10/121423
https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2025/08/20/172429
https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2026/03/30/233324
https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2026/03/31/193851
https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2026/04/01/103930
https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2026/04/01/221135
https://doiyutaka.hatenadiary.org/entry/2026/04/02/213408
https://note.com/doiyutaka/n/nec1d607eae8b
https://note.com/doiyutaka/n/nc98addb0faae
https://note.com/doiyutaka/n/n71a236c4bdcf
https://note.com/doiyutaka/n/n6247db78ed30
https://note.com/doiyutaka/n/nc86d4cad8ed5
https://note.com/doiyutaka/n/ncc3f2e0ee1c7
https://note.com/doiyutaka/n/n47a829af1145
https://note.com/doiyutaka/n/n5d495efc0763
https://note.com/doiyutaka/n/n56c2da3ad15b
以上












