映画「ウォッチメン」
映画「ウォッチメン」
http://eiga.com/movie/53935
この映画を、いきなり観た人は、とまどいと、もしかしたら腹立ちを感じながら、映画館をあとにするかもしれない。
人物も、キャラクターも、我々(日本人)が観て、すぐに納得できるようなものではないからだ。
だから、少なくとも、原作のあらすじや、キャラクター設定に目を通してから、観ることをおすすめする。
最初、観た印象は、まさに、とまどいと、若干の腹立ちだった。こんなことなら、レッドクリフを観ればよかった、とまで感じた。
けれど、あとで考えてみると、この映画の様々なシーンが、意外なくらい、記憶に残っていて、その意味を再考したくなる。
とりもなおさず、それは映像作品としての力をもっている証拠だろう。
あるいは、原作(まだ読んでいない)のコミックのもつイメージの強さなのかもしれない。
映画の結末は、ひねりが効いていて、思わずにやりとさせられたが、ストーリーの結末自体は、「ちょっとできすぎ」だと感じた。
しかし、思い返すと、あの時点では、世界は核戦争から救われたのだが、執拗に背景に映っていた世界貿易センタービルの末路を知っている我々がみると、その後の世界が、結局は救われていないのだ、という感慨がこみあげる。
あれほどの犠牲を払って(この犠牲の内容は、ネタばれになるので書けない)まで、世界は平和を手にしたというのに、それでもやはり、21世紀は戦争の世紀のままなのだ。
ドクターマンハッタンは、火星かどこかから、さぞ冷ややかに人類のその後をながめていることだろう。
http://eiga.com/movie/53935
この映画を、いきなり観た人は、とまどいと、もしかしたら腹立ちを感じながら、映画館をあとにするかもしれない。
人物も、キャラクターも、我々(日本人)が観て、すぐに納得できるようなものではないからだ。
だから、少なくとも、原作のあらすじや、キャラクター設定に目を通してから、観ることをおすすめする。
最初、観た印象は、まさに、とまどいと、若干の腹立ちだった。こんなことなら、レッドクリフを観ればよかった、とまで感じた。
けれど、あとで考えてみると、この映画の様々なシーンが、意外なくらい、記憶に残っていて、その意味を再考したくなる。
とりもなおさず、それは映像作品としての力をもっている証拠だろう。
あるいは、原作(まだ読んでいない)のコミックのもつイメージの強さなのかもしれない。
映画の結末は、ひねりが効いていて、思わずにやりとさせられたが、ストーリーの結末自体は、「ちょっとできすぎ」だと感じた。
しかし、思い返すと、あの時点では、世界は核戦争から救われたのだが、執拗に背景に映っていた世界貿易センタービルの末路を知っている我々がみると、その後の世界が、結局は救われていないのだ、という感慨がこみあげる。
あれほどの犠牲を払って(この犠牲の内容は、ネタばれになるので書けない)まで、世界は平和を手にしたというのに、それでもやはり、21世紀は戦争の世紀のままなのだ。
ドクターマンハッタンは、火星かどこかから、さぞ冷ややかに人類のその後をながめていることだろう。