小川国夫の誕生会 | 作家・土居豊の批評 その他の文章

小川国夫の誕生会

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わが師、作家・小川国夫の78歳の誕生日を祝う会が、静岡の紺屋町のクーポール会館で盛大に開催された。
これは、もとはアンデルセンの会といって、今はない静岡市内の喫茶店アンデルセンの店主夫妻が、小川さんの誕生日パーティーを店でひらいたのが始まりだった。その後、35年あまり、絶えることなく続いてきた。これは、地元静岡の小川国夫人気を物語る証拠であろう。
作家の中沢けいさんも顔をみせ、文学談義に夜もふけて、小川さんのお好みのカラオケスナックに座を移した。そこからえんえん数時間、夜半を過ぎた静岡の繁華街に、まだまだかくしゃくたる老作家のしぶい歌声が響いていたのだった。